映画を愛して、映画大好きだからこそ！
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も
ご参考までに(*´∀｀*)
「菊とギロチン」
（2018）R-15 DVD鑑賞
2018年7月7日公開（189分）
関東大震災後の
日本の混乱を実話と
女相撲で描く
青春群像劇。
大正末期、
関東大震災直後の
日本では
復興に向け、
軍部の力が
増し、
それまでの
自由で
きらびやかな
世界は
終わりを
迎えよう
としていた。
人々が
貧しさと
先の見えない
不安に息を
詰まらせる中、
平等な
社会を目指す
アナキスト
・グループ
「ギロチン社」が、
テロ活動を実行。
一方で、
東京近郊に
岩木座長
（渋川清彦）率いる
女相撲一座
“玉岩興行”
が到着する。
一座には剛腕の
女力士たちのほかに、
元遊女の
十勝川
（韓英恵）や
夫の
暴力から逃れた
家出娘（木竜麻生）
たちもいて、
アナキスト（東出昌大
、寛一郎）達との
不思議な
交流が始まる。。。。。
これまであまり
取り上げられなかった、
大正末期の
史実と女相撲の
フィクションを
組み合わせた力作。
アナキスト
主人公の
社会派映画に
すれば、
エンタメ性が
落ちるところを、
当時流行っていた
女相撲を加え、
3時間超の長尺に
耐えられる
エンタメにした。
東出君扮する
アナキストは、
あまりに
軽い感じだが、
わざと悲壮感を
封印したのか？
瀬々監督の
演出なのだろう。
震災で食べるものも
困っている時代、
軍部の横暴や、
言論統制、
朝鮮人問題など
エピソードが
散逸している
感じはあるが、
女相撲の
シーンも
たっぷりあって、
色恋沙汰もあって、
重々しさは
感じさせない。
人間の持つ、
いろんな感情を
引き出す上では、
優れた作品であり、
かつ
問題作である。
ナレーションは
永瀬正敏。
元々、
ピンク四天王の
呼ばれた
瀬々監督だが、
いまや
「64」
「友罪」
「楽園」など、
問題提起の
作品が多く、
賞レースの
常連となった。
知らない時代
の間に生きた
若い男女の
物語を
見たい方には、
絶対
おすすめする。
個人的には、
元CIAの
スパイで巨人軍を
創設した
正力松太郎の
暗殺未遂あたりが
面白かったし、
彼の生涯も
映画化して欲しい。
良かったら、こちらも併せて読んで見て下さい
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