「島守の塔」のあらすじとネタバレ⁈沖縄戦で島を守る知事らの視点で描いた人間ドラマ。

2022年
スポンサーリンク

映画を愛して、映画大好きだからこそ!
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も
ご参考までに(*´∀`*)

4

「島守の塔」

2022年7月22日公開(130分)

沖縄戦で島を
守り抜こうとした

知事らの
視点で描いた

人間ドラマ。

第2次
世界大戦末期の
1945年。

沖縄が戦場となる
危機が迫る中、

知事として
本土から

赴任した
島田叡(萩原聖人)は、

自分が来る
以前から

県民の疎開に
尽力していた

沖縄県警察部長の
荒井退造(村上淳)と

共に県民の
安全確保を目指す。

4月、

アメリカ軍が
沖縄本島に

上陸し
日本軍との間で

激しい
戦闘が行われ、

住民を
巻き込む
凄惨(せいさん)な
地上戦へと突入。

島田は住民を
追い詰める軍の

指令に
苦悩しながらも、

荒井と共に
県民の命を

守るために
奔走する。。。。。

1

沖縄戦
少し前からの

史実に忠実に
描き、

本物の映像も
入れ込みながら、

やや
ダイジェスト的に

沖縄戦を描く。

対馬丸の沈没や、
首里城攻撃なども

映像で
見せてくれれば、

さらに
訴えるものが

あったかも
しれないが、

あくまで主役は
島田知事と
新井警察部長であり、

内地から
派遣されながら

沖縄のために
命を捧げた

二人に
焦点を当てた
秀作。

戦争映画的
スペクタクルは

他の作品に
任せたら良いわけで、

本作では
実写シーン以外で

米軍が出て
くることもない。

島守の塔は、
この二人と殉職した

県職員らの
慰霊碑で

摩文仁の
丘に建つ
現存の塔。

ラストで、
知事付だった
比嘉凛
吉岡里帆→香川京子)が、

慰霊に来るが、
やはり

そのシーンは
鎮魂の涙が
あふれ出てきた。

得に香川は
「ひめゆりの塔」
(今井正監督)で、

大ヒットを得た
女優だが、

90歳になって
悲劇から
「生きる」ことを
演じたのは

素晴らしいこと。

5

共に反戦を
貫くが、

本作は
玉砕でなく、

「生きる」ことを
知事らが
求めた史実は、

「永遠のゼロ」
のような

フィクションには
あったが、

これまでの
戦争映画とは

大きくことなる。

また、
これまで筆者が

辛口コメントを
続けていた
吉岡里帆が、

軍国女子を見事に
演じていたのも収穫。

萩原聖人
村上淳も、

今年の映画祭
ノミネートに
匹敵する演技。

「てるてるぼうず」の
歌が
口ずさみたくなる
語り継がれるべき
映画は、

現代の日本人
すべてに
見て頂きたい。

監督は
「地雷を踏んだら
サヨウナラ」の
五十嵐匠。

後半は
やや防空壕の
シーンが多く、

もう少し
違うシーンが
混ぜられれば、
さらに良かった。

お薦めします。

3

コメント

タイトルとURLをコピーしました