「せかいのおきく」のあらすじとネタバレ⁈江戸を支える人々を描いた臭い漂う青春時代劇。

2023年
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映画を愛して、映画大好きだからこそ!
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も
ご参考までに(*´∀`*)

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「せかいのおきく」
2023年4月28日公開(89分)

江戸の循環型社会を
支える人々を
描いた香り(臭い)漂う
青春時代劇。

江戸の寺子屋で
子供たちに
読み書きを
教えるおきく
(黒木華)は、

厠(かわや)の
ひさしの下で
雨宿りを
していた

紙くず拾いの
中次(寛一郎)と
下肥買いの
矢亮(池松壮亮)に
出会う。

おきくは
元勘定方の
父(佐藤浩一)が
浪人に
成り下がったため、

貧乏長屋で
暮らしていた。

3人は親しく
なっていくが、

ある日、
事件に
巻き込まれた
おきくは、

のどを切られ、
声を失って
しまう。。。。。

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冒頭から
強烈なものを
見せられ、

なぜ映画が
白黒撮影なのか
が理解される。

筆者の
ポップコーンは、

パタリと止まり、
喉を通らない。

そのくらい
人糞が出て
くる作品。

とはいえ、
誰でも
毎日のように、

排泄して
いるわけだが、

これだけ
真正面から
見せられると、
さすがに凄い。

大雨で肥溜めや
厠があふれ、

流れ出す
シーンには絶句。

しかし、
仲次と矢亮の
かけあいは
ユーモアに
富んでおり、

かなり満員の
場内からは
大笑いも起こる。

武家出身の
おきくは、
歯切れの良い
言葉をしゃべる
22歳の女性
だったが、

後半は
見ていても
辛い役回り。

5

しかし、
彼女は立ち直り、

淡い恋心を描き、
ラストの雪の
美しいシーンへと
つながる。

父が「せかい」
という言葉を
教えてくれるが、

日本ですら
分からない
江戸時代に、

「せかい」は、
どう伝わった
のだろうか?

とても
インパクトのある
青春時代劇で、

一生忘れる
ことがない作品は、

日本が
江戸末期から

リサイクル
していたことを
示す点で
お薦めとしたい。

監督は
「闇の子供たち」
「冬薔薇」などの
問題作を作った
名匠・坂本順治。

黒木華ら主演の
3人は
素晴らしい演技で、

脇に石橋蓮司
真木蔵人らが控える。

劇場を出る時に
自身の体の臭いを
かぎたくなるが、

それを
本当にやったら、

「そこ、
笑うところでしょ?」
と言われますよ。

ただ、
なぜ下肥買いは、

人糞を
買うのかが
理解できない。

いくら、
農家に肥料として
売るにせよ、

お金払ってでも、
持って帰って
もらいたいもの
ではないのか?

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