映画を愛して、映画大好きだからこそ！
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も
ご参考までに(*´∀｀*)
「約束の宇宙（そら）」
（仏独合作）
2021年4月16日公開（107分）
シングルマザーの
宇宙飛行士と
その娘の絆を描くドラマ。
欧州宇宙機関(ESA)で
日々過酷な訓練に
励んでいる
宇宙飛行士のサラ
(エヴァ・グリーン)は、
夫と離婚し、
7歳の娘ステラ
(ゼリー・ブーラン
・レメル)と二人で
暮らしていた。
ある日、
サラは「Proxima
(プロキシマ)」と
呼ばれるミッションの
クルーに選出される。
長年の夢が
かなう一方で、
一度宇宙へ飛び立つと
およそ1年もの間、
まな娘と離れ離れに
なってしまう。
ロシアの
スターシティで
訓練が始まり、
ロケット発射の
日が迫る中、
母と娘は
「打ち上げ前に、
二人でロケットを見る」
という約束を交わす。。。。。
ハリウッドなら、
女性宇宙飛行士を
主人公にした、
ロケット発射までの
訓練と宇宙ステーション
でのミッション映画と
なったのだろうが、
本作は親子の
切ないやり取りを
メインにした
見事な人間ドラマに
昇華させた。
子役もうますぎるが、
筆者の中では、
ダークな役柄が
多い気がする
「ダンボ」などの
ヱヴァ・グリーンが、
体当たりの演技でもって
素晴らしい。
「完璧な母はいないし、
完璧な宇宙飛行士もいない」。
そのセリフのとおり、
彼女は弱さを
見せる宇宙飛行士となり、
ラストの
ありえない行動に出る。
宇宙ミッションの
映画でありながら、
女性の仕事と
家庭の両立といった
誰もが感じる
基本的な悩みを
描いた素晴らしい作品は
超お薦めしたい。
ただ、
ラストにこれまでの
女性宇宙飛行士が
写真で出てくる。
山崎直子さんと
その娘さんも
出てくるが、
事実とフィクションを
切り離さないと、
彼女らも
娘のためなら、
宇宙で侵しては
ならないようなことを
してしまうのではとの
ミスリードを誘引してしまう。
あくまで女性賛歌の
映画だと思うが、
作り手の立場からは
注意して頂きたい。
音楽は坂本龍一。
ちょっと嫌味なクルーに
マット・ディロンが共演。
原題はPJ名の「Proxime」。
コメント