映画を愛して、映画大好きだからこそ！
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も
ご参考までに(*´∀｀*)
「グッバイ
・クルエル
・ワールド」
（R-15）
2022年9月9日公開（127分）
劇場閑古鳥の
ノワール・クライム映画。
元暴力団員の
安西(西島秀俊)は
萩原(斎藤工)、
美流(玉城ティナ)、
浜田(三浦友和)と
共にヤクザの
資金洗浄現場から
金を強奪するため、
互いの素性を
知らないまま、
とあるラブホテルに
向かう。
7－8000万の現金を
手にするが、
その後、
彼らのもくろみに
ヤクザ（鶴見辰吾）や
警察（大森南朋）、
政治家（奥田英二）
といったくせ者たちが
次々と介入し、
金を巡るバトルに
発展する。。。。。
「さよなら渓谷」の
ような傑作人間ドラマから
コメディーまで、
いろんなジャンルに
挑戦する大森立嗣監督は、
異ジャンルの
ノワール（暗黒）映画に
チャレンジしたかったのだろう。
これだけの
大物俳優を集めたが、
劇場は
小生ひとりであった。
展開は悪くないし、
そこそこ面白いのだが、
暴力的映画は日本では
嫌われるのだろうか？
今、一番人気の
西島さんをはじめ、
キレキレの斎藤工、
重厚な三浦友和ら、
俳優陣は文句なく
素晴らしい。
さらに筆者の好きな
宮沢氷魚に加え、
玉城ティナも
初めて良い演技を
してくれた。
音楽の使い方も
ノワール風で、
最後の宮沢の踊りや
一発だけの銃声など、
余韻を残す手法を駆使。
すなわち、
これまでの手法は
よく勉強され、
随所に
散りばめられているが、
独自性を
出せなかったのが、
大きなミスか。
同系列の映画に
大森南朋の
「ビジランテ」があるが、
ラストが同じ
ガソリンスタンドの
シーンだったと
記憶する
バイオレンス作品。
こちらの方が
記憶に残りそう。
R-15の暴力作品が
日本でヒットするのは、
難しいのかと思ったが、
「バトル・ロワイヤル」や
「アウトレイジ」などの
ヒット作もあるので、
やはり中身がなかったと
いうことだろう。
それにしても、
元やくざなら、
やくざの金を奪うと
どうなるか、
分かっているで
しょうしね。
そこまで困っていた
ということか。
西島君の過去の
やくざ歴を示す
エピソードは
しゃべりで
説明するのではなく、
映像で示して
欲しかったかな。
その辺の説得力も弱い。
ノワール映画が
好きな方には
お薦めします。
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