映画を愛して、映画大好きだからこそ！
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も
ご参考までに(*´∀｀*)
「よこがお」
（日仏合作）PG-12
2019年7月26日 公開（111分）
全てを失った女性の
復讐劇を異なる時間軸で
描いたサスペンス。
周囲から信頼されている
訪問看護師の市子
(筒井真理子)は、
訪問先の大石家の
長女で介護福祉士を
目指す基子(市川実日子)の
勉強を見ていた。
市子は、
基子が自分に憧れ以上の
感情を抱いていることを
知らなかった。
ある日、
基子の妹の
サキが失踪する。
その後サキは
保護されるが、
犯人として
逮捕されたのは
思いも寄らない人物だった。
事件への関与を
疑われた市子は
理不尽な状況に追い込まれ、
仕事、医師（吹越満）
との結婚など
すべてを失ってしまう。。。。。
当初、市子は、
理容師の米田（池松壮亮）
に近づくが、
単なる不倫かなと
思わせておいて
実は全く違うことを
狙っていたことに
気付かさせられる。
時間軸をうまく使い、
人間に潜む片方の顔
（よこがお）を見事に
表現している。
監督は「淵に立つ」
の深田で、
加害者の親戚と
いうだけで日常が
崩壊していく様を、
筒井真理子が魅力的に、
そして大胆に演じている。
脚本はよく
練られており、
単館でなく、
もっと多くの方に
見て頂きたい
ヒューマンな作品。
「狂っているのは、
この世か彼女か？」の
キャッチコピーのとおり、
馬鹿なマスコミ
だらけの日本で、
加害者扱いされた
人間の冷静な狂気を描く秀作。
市川実日子も素晴らしく、
お薦めいたします。
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