映画を愛して、映画大好きだからこそ!
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も
ご参考までに(*´∀`*)
「オオカミの家」
2023年8月19日公開(74分)
チリ(2018年制作)
「コロニア
・ディグニダ」に
触発された
ストップモーション
作品。
美しい山に
囲まれた
チリ南部で、
「助けあって
幸せに」を
モットーに
掲げて暮らす
ドイツ人集落。
動物が
大好きな
少女マリアは、
ブタを逃して
しまったために
厳しい罰を受け、
耐えきれず
集落から
脱走する。
森の中の
一軒家に
逃げ込んだ
彼女は、
そこで出会った
2匹の子ブタに
ペドロとアナと
名づけて
世話をするが、
やがて森の奥から
マリアを探す
オオカミの声が
聞こえてくる。
マリアが
おびえていると
子ブタは
恐ろしい姿に
変わり、
家は悪夢のような
世界と化す。。。。。。
圧倒的な
独創性を持って
作られた
ダーク
・ファンタジー。
冒頭の一軒家に
逃げ込む
シーンで、
壁だけを使い、
外にいたはずの
マリアが、
いつのまにか
家の中にいる
トリックの
ようなシーンに
驚いたが、
その後も
あまりの奇抜な
映像の連続に
目が点になった。
壁を
キャンパスにして、
いろいろなものが
変化していくが、
あえて元あった
ものの上に
絵を書いてみたり、
2次元かと
思えば、
人形を使った
3次元の世界に
連れて
行かれたりと、
自由自在の
ストップモーションの
世界を
見せつけられる。
これを作るのに、
どれだけの
時間が
かかったのか?
想像するだけでも
恐ろしくなる。
2人組の
ビジュアル
・アーティストである
クリストバル
・レオン
&ホアキン
・コシーニャの
初長編監督作品。
これだけ
グロテスクな
内容を、
しかも
ワンシーン
・ワンカットで
切れ目もなく
作りこんでいる。
映像
というものは、
まだまだ
不思議な世界を
作り上げることが
できることを
証明した
素晴らしい作品で、
ベルリンや
アヌシー国際
アニメ映画祭等で
受賞しているのも
納得。
劇場内には
若い方が
かなり多く、
美大の学生さん
かなと思った。
本作を見たら
映画芸術面で
かなりインスパイア
されるだろう。
背景となる
「コロニア
・ディグニダ」に
ついて知りたい方は
最近、日本で
公開された
「コロニアの子供たち」
(2021年)を
参照のこと。
オリジナリティを
探している方、
アニメの
新しい作り方を
知りたい方は
すぐに劇場で、
驚きの体験を
してください。
「骨」と合わせて、
超お薦めです。
良かったら、こちらも併せて読んで見て下さい。
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