「蒲田行進曲」のあらすじとネタバレ⁈映画作りの裏側を見せる人情喜劇の傑作中の傑作。

2025年
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映画を愛して、映画大好きだからこそ!
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も
ご参考までに(*´∀`*)

 

「蒲田行進曲」

(昭和100年映画祭)
1982年10月9日公開(107分)

映画作りの裏側を
見せる人情喜劇の
傑作中の傑作。

「新選組」の
撮影真っ只中、

土方歳三に扮する
“銀ちゃん”こと

倉岡銀四郎
風間杜夫)は、

敵役の坂本龍馬を
演じる橘
原田大二郎)が、

主役の自分より
目立っているのが
気に入らない。

さらに、
最大の見せ場である

“池田屋の階段落ち”
のシーンが、

命の危険を伴うため、
中止になろうとしていた。

そんなある夏の日、
大部屋役者の
ヤス(平田満)のアパートに、

銀ちゃんが
子供を身ごもった

女優・小夏
松坂慶子)を
連れてくる。

銀ちゃんに、
「俺を助けると思って、
小夏と一緒になってくれ!」

と言われたヤスは、
言われるままにする。

そんな中、
銀ちゃんが失踪した。

ヤスは落胆しきった
銀ちゃんを見兼ね、

“階段落ち”を
引き受けるのだった。。。。。

 

3人の個性が際立ち、
笑いあり、涙あり、

手に汗握る
コメディの傑作。

原作は本作で
直木賞受賞の
つかこうへい。

映画愛にあふれ、
映画製作の情熱が
こもった脚本も担当。

10mを超え、
39段の池田屋の
セットの大階段は、

あまりに急で
恐ろしい。

そこに献身的に
小夏と生まれてくる

子供を支えようとする
ヤスが名乗りを上げる。

しかし、
ヤスの部屋の

ジェームス・ディーンの
ポスターの裏側には、

小夏が10年前に
銀ちゃんと出演した
ポスターがあった。

とにかく
松坂慶子が美しい。

性暴力を受ける
シーンもあり、

本当に
体当たり演技。

そして、
ラストの病院での
一筋の涙。

嬉しくて
感動させておいてからの

どんでん返しには
びっくり。
面白すぎる。

つか組の平田満
風間杜夫は、

本作で
アカデミー賞受賞。

共演は他に
清川虹子高見知佳

蟹江敬三石丸謙二郎
萩原流行

さらに、
劇中劇では、千葉真一
志穂美悦子真田広之らが
友情出演。

曲はレトロな
「蒲田行進曲」と、

中村雅俊が歌う
「恋人も濡れる街角」。

題字は和田誠。
製作は角川春樹。

監督は、
アクション・やくざ~
SFまでのエンタメ作品に
精通した深作欣二。

筆者の昭和映画
ベスト10に入る
魅力的な作品は、
超お薦めです。

日本アカデミー賞では
作品を含む
主要7部門を独占。

キネマ旬報でも
圧倒的1位。

傑作は
何度見ても面白い。

「うちのこれが、あれで」
というヤスのセリフも
何度聞いても、
おかしい。

そういえば、
松坂慶子の初主演作品
「夜の診察室」(1971年)を

学生時代に
観に行ったことを
思い出した。

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