映画を愛して、映画大好きだからこそ!
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も
ご参考までに(*´∀`*)
「消えた声が、
その名を呼ぶ」
(英、仏、独、加、トルコなど合作)
2015年12月26日公開(138分)
ベネチア等、いくつかの
国際映画祭で受賞の
アルメニア大虐殺を描く
問題作。
1915年の
オスマン帝国
(現トルコ)で、
幸せに暮らす
主人公は、
双子の娘たち、
妻や多くの親戚と
住むアルメニア人。
そこに
トルコ軍が押し寄せ、
主人公は強制労働に
連れて行かれる。
家族と引き裂かれ、
過酷な労働で
次々と仲間たちが
死ぬ中、
残った
アルメニア人も全員、
喉を掻き切られ倒れる
(本作の原題は「Cut」)。
しかし、
奇跡的に声を
失うだけで
命を取り留め
た主人公は、
レバノン、キューバ、
フロリダ、ミネアポリス、
など双子の娘を
探して世界中を
歩きまわる。。。。。
キリスト教徒の
アルメニア人を
強制的にイスラムに
改宗させるなど、
戦争が
生み出した悲劇は
目をそむけるばかり。
後半は8年をかけて
世界中を探し回る
父の執念と、
それを助けてくれる人々の存在に
多少救われる。
大変重い
テーマの映画であり、
難民キャンプの
シーンは、
今のシリアを
彷彿させるような
悲惨な現状に、
こちらまで声も
出なくなる。
劇中劇で使われる
チャップリンの映画
「キッド」の
シーンのみ
笑いがこぼれるが、
この映画を見て、
落ち着いた
生活を捨て、
娘探しの旅に
出る父親の
決断と生き様は、
是非、
見て頂きたい作品。
超お薦めです。
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