映画を愛して、映画大好きだからこそ!
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も
ご参考までに(*´∀`*)
「判決、2つの希望」
(レバノン)
2018年8月31日公開(113分)
単なる口論が、裁判となり、
国家を分断する事件となる、
見ごたえ十分の裁判劇。
レバノンの首都ベイルート。
パレスチナ人移民の
ヤーセルに、
キリスト教徒のレバノン人
トニー・ハンナが、
バルコニーに
まいた水がかかり、
口論を始める。
さらに、
ある侮辱的な言葉を
ヤーセルが吐き、
裁判に発展する。
2人はそれぞれ優秀な
弁護士が付き、
これをメディアが
大々的に報じたことから
政治問題となり、
さらには国中を揺るがす
騒乱が巻き起こる。。。。
些細なことが、
大変な事件になる
さまを見事に描いた
人間ドラマ。
裁判部分も秀逸で、
それぞれの弁護士が語る度に、
見る人の意見は傾いてしまう。
さらに凄いのは、
日本のように
「喧嘩両成敗」といった
曖昧な結論ではなく、
白黒つける決着となること。
レバノンの歴史や、
民族問題に詳しい人は、
ほとんどいないが、
過去の歴史も紐解いて、
丁寧に説明してくれた。
これが、
今年のアカデミー賞
外国語映画賞に
ノミネートされた理由だろう。
宗教だけでなく、
政治的な問題も絡めた問題作は、
実話ではないが、
謝罪しないがために、
問題が拡大していくことは、
直近の日本でも
良く起こっているので、
いろんな方の参考となる映画。
原題は
「The Insult(その侮辱)」
だが、
今回は邦題の方が、
よくできている。
超お薦めです。
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