「鵞鳥湖(がちょうこ)の夜」のあらすじとネタバレ?!中国の裏社会を描くフィルム・ノワール。

映画2020年
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映画を愛して、映画大好きだからこそ!
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も
ご参考までに(*´∀`*)

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「鵞鳥湖(がちょうこ)
の夜」

PG-12(中国)
2020年9月25日公開(111分)

中国の裏社会を描く
フィルム・ノワール。

2012年、

中国南部の鵞鳥湖周辺エリアは
再開発から取り残され、

ギャングたちの抗争が
激しくなっていた。

刑期を終えて
バイク窃盗団に戻った
チョウ(フー・ゴー)は、

敵対関係にある猫目
・猫耳兄弟たちとの争いに
巻き込まれた揚げ句、
警察官を殺してしまう。

指名手配犯となった彼は、
自分に懸けられた
懸賞金30万元を妻と
小さな息子に
残そうと策を練る。

そして、大雨の日、
彼の前に見知らぬ女
グイ。ルンメイ
が現れる。。。。。

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監督は「薄氷の殺人」で、
ベルリン映画祭
グランプリを取った
ディアオ・イーナンの
5年ぶりの新作。

前作同様、
廃墟のような町での
殺人にまつわる
クライム・サスペンス。

今回の舞台は夏で、
わずか3日間の話だが、
中身は濃い。

冒頭の2人の出会い、
バイク窃盗団の技術講習会
(どうやってバイクを盗むか)、

そして鵞鳥湖周辺での
逃亡劇と見せ場はたっぷり。

追いかける警察も
半端ない人数の
警官や刑事を動員して、
一機に捕まえようとする。

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中国の治安維持の
凄さを感じる。

そして、
どうしようもないほどの退廃感。

これまでの中国映画にはない、
独特なムードは、
この監督ならでは。

鵞鳥湖にいる水浴嬢と
呼ばれる売春婦の
生態にも驚いたが、

バイオレンスシーンも、
新しい中国映画を感じさせる。

ビニール傘のシーンは、
「妖怪人間ベラ」でも
使われていたショッキングさ。

美しい映像と反比例する
内容のギャップを
感じたい方には、

是非ともお薦めする作品。

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