映画を愛して、映画大好きだからこそ!
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も
ご参考までに(*´∀`*)
「東京2020オリンピック
SIDE B」
2022年6月24日公開(123分)
五輪を支えた
人々を撮った
忖度ドキュメンタリー。
2020年に東京で
開催予定だった
夏季オリンピックが、
新型コロナウイルス感染症の
世界的まん延による
1年の延期を経て、
2021年7月23日より
開会することが
決まった。
紆余(うよ)曲折を経て
開催された大会では、
人々を熱狂させる
アスリートの活躍が
連日映し出される一方、
その裏側では
ボランティアや
医療従事者などが奔走し、
アスリートを
サポートしていた。
がんばる人がいる
一方で、
森大会委員長は
女性蔑視発言し、
辞任に追い込まれる。。。。。
河瀬監督としては、
森さん、橋本聖子、
小池百合子などの
政治家にも配慮して
バランスを取った
つもりだろうが、
そのせいで
全くメッセージの
届かない作品となった。
50年後、100年後にも
見て欲しいと
監督は語るが、
これが原因で
五輪そのものの
意義を問われ、
50年後には、
オリンピックは
無くなっているだろう。
筆者は本当に
ドキュメンタリーが
好きで、
それは
事実を撮ることによる
強烈なメッセージがあるが、
本作では忖度以外の
何物もなかった。
もっと五輪の商業性に
疑問を投げかけるとか、
女性視点での
Diversityの捉えなど、
河瀬直美監督だから
できた映像が
見たかった。
それでも、
アスリートを
中心に撮った
「SIDE A」よりは
多少ましで、
食堂の人々や、
会場を作る人など
裏方の見ることが
できない場面も
いくつか見られた。
また、
復興五輪というテーマで
福島の富岡高校
バドミントン部と
そのOBである、
桃田、渡辺、東野らに
焦点を当てた点は
評価したい。
とにかく、
見たくない森さんや
バッハ会長の
顔の大写しは、
やめて欲しい。
裏方よりも政治家に
焦点を当てた作品は、
これじゃ、
誰も見に行かないと
思わせる作品。
「SIDE A」同様に、
劇場には、
筆者ともう一人の
2人きり。
選挙前の方々には
絶好の宣伝映画
かもしれないが、
1800円払って
見てくださいとは
とても言えない。
河瀬監督は
完全にババを
引かされたね。
野村萬斎のように
降板すれば、
良かったのに。
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