映画を愛して、映画大好きだからこそ!
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も
ご参考までに(*´∀`*)
「オフィサー
・アンド・スパイ」
(仏伊合作)
2022年6月3日公開(131分)
「ドレフュス事件」の
真実を追った
軍人の史実ドラマ。
1894年、
フランス。
ドレフュス大尉
(ルイ・ガレル)が、
ドイツに軍事機密を
漏えいした容疑で
終身刑を言い渡される。
あるとき、
軍の情報部門を率いる
ピカール中佐
(ジャン・デュジャルダン)は、
ドレフュスの
無実を示す証拠を
発見する。
だが、
その事実を隠蔽
(いんぺい)しようとする
上層部によって
左遷されてしまい、
彼は作家の
エミール・ゾラらに
助けを求める。
裁判が開かれ、
良い方向に
向かうかと
思われた時、
有能な弁護士が
撃たれてしまう。。。。。
日本では
知られていない
19世紀末の冤罪事件を
「戦場のピアニスト」
などのロマン
・ポランスキー監督が描く
歴史再現ドラマ。
証拠の捏造、
文書改ざんで
地獄島に流された
ドレフュスを
救うため、
ひとりの
軍人が動くが、
巨大組織の
圧力がかかる。
細部にまで時代劇に
こだわった作品で、
仏セザール賞
をはじめ各国で
評価された作品だが、
前半は動きが
少なく、やや退屈。
また、
軍人が同じような
軍服と同じ形の
ひげのため、
登場人物の区別が
分かりにくい。
ただ後半は一転し、
事件解決に
動きだす。
裁判劇だけでなく、
ついに冤罪が
撤回されるのかと
期待を持たせるが、
なかなか思った
方向に行って
くれないのは、
観客をじりじりと
焦らせる。
全体として、
当時の背景が
分からないのと、
私生活まで
暴露された
主人公の正義、
なぜ反ユダヤなのに
ユダヤ人を
助けようとするのか等、
物語的には
説明不足感が
あったのは残念。
まもなく90歳に
なろうという
老監督の健在ぶりは
確認できたが、
巨大権力
VS告発する男
の話に新鮮味はないので、
歴史ファン
くらいにしか
お薦めしにくい。
主演は
「アーティスト」の
J.デュジャルダン。
ゴミ箱に、
手紙を破って
捨てないように
してくださいね。
誰かが拾って
再構築している
かもしれませんよ。
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