映画を愛して、映画大好きだからこそ!
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も
ご参考までに(*´∀`*)
「零落」
(PG-12)
2023年3月17日公開(128分)
スランプの
漫画家と
彼を取り巻く
4人の女性の
ドラマ。
漫画家の深澤
(斎藤工)は、
8年にわたって
連載してきた
漫画を完結させたが、
次回作の
アイデアを
まとめられずにいた。
担当編集者
(永積崇)
から見下され、
漫画編集者
である妻
・町田のぞみ
(MEGUMI)との
関係も冷え切り、
言いようのない
敗北感や
虚無感を抱く。
ある時、
深澤は立ち寄った
風俗店で
ちふゆ(趣里)
という風俗嬢
と出会う。
自分について
探りを入れる
ようなことをせずに
「あなたはあなた」
と言って
静かに笑う
ちふゆに
惹(ひ)かれた
深澤は、
彼女の帰郷に
同行する。。。。。
俳優陣は
適格な人が
演じており、
特に斎藤工は
よかったが、
まとまりのない
脚本で、
何を言いたかった
のかが分からない
作品となった。
4人と女たちとの
関係があまり
繋がらないなら、
オムニバス
形式にして、
ネゴ顔の元カノ
(玉城ティナ)から
順番に描いて
いっても良かった。
アシスタント
(山下リオ)も、
意味不明な
言動の困らせ
女子だが、
深澤が好き
だったのだろう。
何度も出てくる
深い青の海、
元カノが発する
最後の言葉、
監督の
竹中直人は、
どうしたかったのか?
筆者が共感
できたのは、
スランプを
脱するために、
本来の自分の
書きたい
作品ではなく、
売れればいい
作品を作って、
セカンドブレイク
したところ。
今の日本は
TVなら、
視聴率が
取れれば何でも
良い感じだし、
映画も特典を
つければ、
ヒットする的な
ところがあるが、
それに対する
大いなる
皮肉を深澤が
最後に叫ぶ
ところは、
まじヤバかった。
「零落」=
「落ちぶれる、
という意味は、
次回作に
手つかずになり、
自堕落な生活を
送ったことではなく、
自分を捨て、
世間受けする作品に
走ったことだ。
芸術家の抱える
苦悩を描いた
作品は数々あるが、
ちょっと文学的で、
ラストも
分かりにくい
難解な作品に
チャレンジして
みたい方にのみ、
お勧めする。
「生きてるだけで、愛」で
最高演技を
見せてくれた
趣里も今回
良かったが、
後半、
実家に帰る時の
格好は最悪。
それまでの
セクシーさが
ぶっ飛ぶような
幼児体型で、
斎藤工と並ぶと
親子のようで、
アンバランスだった。
竹中監督、
何であんな格好に
したのかな?
コメント