映画を愛して、映画大好きだからこそ!
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も
ご参考までに(*´∀`*)
「我々は宇宙人」
2026年9月25日公開(118分)
仲良しだった
二人の30年を描く
完成度の高いアニメ。
平成の日本の田舎町。
自分が“普通”で
あることに悩む

小学3年生の内気な
少年・翼(坂東龍汰)は、
クラスの人気者で
“特別”な存在である
暁太郎(岡山天音)と出会い、
親友になる。

ふたりだけの遊びや
意味のない会話、
夕暮れの帰り道など、
小さな世界の中で
かけがえのない時間を
過ごす翼と暁太郎だったが、

日常は
少しずつ歪みはじめる。
暁太郎はクラスの中で
浮いた存在となり、
噂や視線が彼を
囲むようになる。
翼はその変化に
気づきながらも、

何も言えず、
何もしないという
選択を重ねてしまう。
やがて取り返しの
つかない事件が起こり、
ふたりの関係は
大きく変わっていく。。。。。。

子供の残酷さや
誰にもある
「思い出したくない思い出」を
見せるアニメの秀作。
驚きは監督が
まだ29才という若さで、
この作品を
作ったと言うこと。

YOASOBIなどの
MVを作っている
門脇康平の
初監督作品で、
これだけの表現力は
素晴らしい。

絵のタッチが
とてもユニーク。
背景描写は
ロトスコープを使って、
極めて細かいところまで
描写しており、

一方で、人間は
ややデフォルメされている。
特にラストで2人が
出会うシーンは、
さらにダイナミックな
タッチとなり、
喧嘩シーンは
恐怖すら覚えた。

物語は前半は翼視点、
後半は暁太郎視点で
描かれる。
あれだけ仲良しだった
二人がすれ違い、
いじめ、ぼっち、
仲間外れとなり、
いたずらを受ける。

その点は名作アニメ
「聲の形」でも表現されたが、
ラストは二人の
乗った車が
それぞれの道に
分かれていく。

もう二人は出会うことは
ないのだろう。
今、大人になると
感じるのは、
子供時代や青春時代は
小さなことでも傷ついた。

それを若い監督が
ノスタルジックに
見事にアニメ化した点が凄い。
本作はカンヌや
アヌシー国際アニメ映画祭にも
出品され、

世界3大アニメ映画祭の
オタワでは、
グランプリを受賞。
海外でも大きく
評価されている。
製作は「チルド」を作った
Nothing New。

日本のA24に
なりそうな予感。
音楽はAdiewの
「ささくれ」が良い。
小さな亀裂が
だんだんと広がって
いくことが伝わる。

暁太郎は、すぐにきちんと
謝れば良かった
のかもと思うが、
子供時代はそんなことは
できないことも分かる。
暁太郎みたいな子は、
必ず教室に一人は
いたと思える方、

親の傘を壊して
ベットの下に
隠したことのある方、
ポケットティッシュ配りを
したことのある方は是非。
広義的に
「我々は宇宙人」である
と思えていたなら、
こんなことは
起こらなかっただろう。

最近、
日本のアニメが
衰退していることに
アラートばかり
出していたが、
本作を見て、
まだまだオリジナルで
作れる若手が
出てきていることを知り嬉しい。

まだまだ
日本アニメは
捨てたもんじゃないと
思える作品は、
誰にも超刺さる
お薦め作品です。



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