映画を愛して、映画大好きだからこそ!
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も
ご参考までに(*´∀`*)
「シークレット
・オブ・モンスター」
(英、仏、ハンガリー合作)
2016年11月25日公開(116分)
かの独裁者を
イメージさせ、
彼の幼少時代を
描く心理ドラマ。
1918年、
第一次大戦の終了後、
フランス。
ベルサイユ条約締結のため、
当地に来た
米国高官とその妻
(ベレ二ス・ベジョ)には、
幼い息子がいた。
彼は、
教会に投石したり、
部屋に引きこもったりと
奇行を繰り返すが、
家政婦だけは優しく
接していた。
両親や教会に対し、
不信を募らせていく彼は、
ベルサイユ条約締結の
その夜に、
彼の中の何かが
うごめきだす。。。。。
原作はジャン・ポール
・サルトルの短編
「The Childhood
of A leader」
(一指導者の幼年時代)が
ベースとなっているが、
邦題が連想
させるような
明快な作品
ではなく、超難解。
絵としては、
大変美しく、
特に子役は、
少女のような
美しい男の子で、
謎めいたところがあるが、
彼の奇行がやがて、
独裁者となるのかは
簡単につながらない。
そこは見る人に
委ねるのか、
ラストシーンで、
回転している
かのように
カメラが上下に
激しく動く。
それに
重なるような大音響は、
終わりの始まりを
示しているのか、
とてもシュールな
作品であることは
間違いない。
「アーティスト」の
ベレ二ス・ベジョが
信心深い母を演じる。
人の心理的怖さを
引き出す作品なので、
説明的な映画が
好きな方には
お薦めしません。
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