映画を愛して、映画大好きだからこそ!
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も
ご参考までに(*´∀`*)
「長いお別れ」
2019年5月31日公開(127分)
認知症で記憶を失っていく父と
その家族の心温まる物語。
2007年、
父・昇平(山崎努)の
70歳の誕生日で、
アメリカから久々に帰省した
長女の麻里(竹内結子)と
次女の芙美(蒼井優)は、
厳格な父が認知症に
なったことを知る。
2009年、
芙美はワゴン車で
ランチ販売をしていたが、
売り上げは伸びなかった。
麻里は夏休みを利用し、
息子の崇と一緒に
実家へ戻ってくる。
昇平の認知症は
進行していて、
「帰る」と言って
家を出る頻度が
高くなっていた。。。。。。
映画の途中に
「長いお別れ」のことを
「ロング・グッドバイ」と
出てくるシーンがある。
ご存じ、レイモンド
・チャンドラー原作の
探偵小説であるが、
英語の方が、
この映画のタイトルに
ピッタリのような気がした。
時代を追いながら、
徐々に記憶を失っていく
父を山崎努がなりきり、
その妻を松原千恵子が
明るく演じる。
重いテーマだが、
お別れまでは長く、
決して暗い映画では
なかった。
竹内と蒼井の姉妹も新鮮で、
それぞれの路を行く
二人の人生も細かく描かれる。
メリーゴーラウンドと
三つの傘、
バースデイ・ハットなどの
小物の活用なども、
うまくインパクトを与えている。
地味だが、
十分に楽しめる
作品なので、
親が認知症でなくても、
誰にも訪れるお別れについて、
若い人にも意識をもって
見てもらいたい。
松原さんが
網膜剥離になって、
うつぶせで入院するシーンは
あまりにリアルで、
同じ病気をした筆者には、
驚きでした。
4人の役者の力作映画は、
すべてのファミリーに
お薦めします。
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