映画を愛して、映画大好きだからこそ!
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も
ご参考までに(*´∀`*)
「存在のない子供たち」
PG-12(レバノン)
2019年7月20日公開(125分)
違法移民12歳の
壮絶な人生に驚愕する
中東の衝撃作。
12歳のゼインは、
中東のスラムで
両親とたくさんの
兄弟姉妹と住んでいるが、
親が彼の出生届を
出さなかったため
身分証明書を
持っていなかった。
彼は11歳の妹と
仲が良かったが、
知人の年上の男性と無理やり
結婚させられてしまう。
怒ったゼインは、
家を飛び出して職を
探そうとするが、
身分証明書がないため
仕事ができなかった。
食べるものもなく、
ある女性に拾われるが、
彼女が働いている日中は、
その赤ん坊の世話を
することになる。。。。。
中東の諸問題に
切り込んだ社会派の
側面を持つ秀作。
移民問題、若年結婚、
子供が子供を育てる
などもあったが、
向精神薬と
思える薬を砕いて、
水に溶かし、
それを子供が売り歩く姿は
ドキュメンタリータッチで、
あまりの壮絶人生に
絶句してしまう。
主人公のあどけない顔に
大人の目を持つゼイン役の
少年は演技とは
とても思えない。
昨年の
「判決、ふたつの希望」といい、
レバノン映画からは
目が離せない。
昨年のカンヌ映画祭で
審査員賞他を
受賞した作品は、
今年のトップ3に入るでき。
このような出生届のない
「存在のない子供たち」
が大勢いて、
その環境のあまりの
リアルさは、
絶対お薦めの衝撃作。
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