映画を愛して、映画大好きだからこそ!
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も
ご参考までに(*´∀`*)
「気狂いピエロ」
(仏、’65)
2016年7月23日公開(105分)
ゴダール監督による
仏ヌーベルバーグの代表作品。
フェルディナン
(J.P.ベルモンド)は、
金持ちの妻との生活に退屈し、
逃げ出したい衝動に
駆られていた。
そんなある夜、
幼い娘のベビーシッターが
やって来る。
彼女はなんと、
かつての恋人マリアンヌ
(アンナ・カリーナ)だった。
パーティを抜け出し、
1人で帰宅した
フェルディナンは、
彼女を車で送り、
そのまま一夜を共にする。
しかし、
翌朝目覚めると、
彼女の部屋に、男の死体が。
驚く彼とは裏腹に、
平然と朝食を作り
歌うマリアンヌ。
ふたりは、
南仏へ向かい、
愛の逃避行が始まる。。。。。
車を盗み、人を殴り、
生きるために
好きなことをしながら、
破滅に転落していく展開は、
ハッピーエンドの
ハリウッド能天気映画しか
しらない人々には衝撃を
与えたに違いない。
ゴダールの傑作と
呼ばれるが、
その芸術性の高さから
凡人には難解かもしれない。
しかし、50年を経て、
今、見ても全く違和感はなく、
時代を先取りしすぎた作品。
オリジナルのフィルムも
消失したのを、
現在の技術で再現した
色使いも素晴らしく、
やはり天才が作った作品。
脚本は存在せず、
監督の即興で撮られたシーンが、
編集でつなぎ合わされている。
先日亡くなったアンナは、
最高に魅力的に映っている。
芸術性が先行しているが、
今の時代なら、
単純に見ても
面白い作品。
もちろん、おすすめする。
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