映画を愛して、映画大好きだからこそ!
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も
ご参考までに(*´∀`*)
「あのこは貴族」
2021年2月26日公開(124分)
「結婚」捜しをする
良家の女性の幸せを
描く人間ドラマ。
東京という
都会に生まれ、
結婚こそが幸せという
価値観を抱く
20代後半の
榛原華子(門脇麦)は、
結婚を
意識していた
恋人に
振られてしまう。
名門女子校時代の
同級生たちの
結婚や出産を
知って焦る彼女は
相手探しに奔走し、
良家出身で
容姿端麗な弁護士
・青木(高良健吾)
との結婚が決まる。
一方の時岡美紀
(水原希子)は
富山から上京して
慶應大学に
進むものの金銭的な
問題で中退、
働いていても
やりがいを感じられず、
恋人もおらず、
東京で暮らす理由を
見いだせずにいた。
全く異なる
生き方をしていた
2人の人生が、
思わぬ形で
交わっていく。。。。。
予告編を見たとき、
NHKの「麒麟が来る」で、
平民を演じる
門脇麦を
良家の娘で描き、
逆に都会的モデルの
水原を田舎もんに
設定した映画は、
多分失敗だなと
思っていたが、
その思惑は
全くの稀有に
終わった。
門脇は見事に
お嬢様を演じ、
水原もうまかった。
さらに、
脇役とは言え、
石橋静河、
山下リオなども
重要な役どころで
見せてくれる。
興味深かったのは、
華子ら医者の家族の
階層よりも、
青木ら代議士の
階層が上で
あったこと。
貴族の中にも
さらに上下があり、
結局、華子は、
青木と別れる
こととなり、
美紀らと仕事を
立ち上げる。
このような
代議士階級が
一番上だと
見せつけられると、
やはり政治家は、
平民のことなんか
考えていないな
ということが
よくわかる。
そんな昔からの
政治家を選んでも、
何も変わらないし、
彼らは自分のことしか
考えてない。
2012年の傑作
「BUNGO~
ささやかな欲望」で
脚本を担当した
岨手由貴子が、
本作でも脚本と
メガホンをとったが、
前半からの
テンポよさといい、
また素晴らしい
女性監督が
現れたことが
本当に嬉しい。
家柄等で人生を
選択していた
お嬢さんが、
自分で自分の
人生を選ぶ
当たり前のドラマは、
今の若い女性には、
是非とも見て
頂きたい作品。
脚本が素晴らしく、
超お薦めする。
「幸せ」の意味を
考えたい方、
慶応義塾大学出身
の方には、
特に面白い作品です。
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