映画を愛して、映画大好きだからこそ!
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も
ご参考までに(*´∀`*)
「赤ひげ」
(午前10時の映画祭)
1965年4月3日公開(185分)
黒澤明の
傑作中の傑作。
医師の
あるべき姿を
描いた
人間ドラマ。
江戸時代後期。
長崎で
和蘭陀医学を
学んだ
青年・保本登
(加山雄三)は、
医師見習いとして
江戸の
小石川養生所に
住み込むことになる。
養生所の
貧乏くささと
ひげを生やし
無骨な所長
・赤ひげ
(三船敏郎)に
好感を持てない
保本は
養生所の禁を
犯して
破門される
ことさえ
望んでいた。
しかし、
赤ひげの診断と
医療技術の
確かさを知り、
また彼を頼る
貧乏な人々の姿に
次第に心を
動かされて
いくのだった。。。。。
原作者の
山本周五郎をして、
原作より
映画の方が良いと、
言わせしめた作品。
3時間を超える
長尺だが、
ヒューマニズムあふれる
エピソードは、
どれも今の
医療ドラマの
ベースに
なっていると
想像がつく。
主人公は、
長崎で西洋医学を
学んで凱旋した、
プライドだけ
高い若造だが、
セリフも少ない
赤ひげ先生が、
抜群の存在感で、
彼を成長させていく物語。
黒澤監督ならではの
アングルや、
天気を
待っただろうと
思われる
シーンも満載。
特に、井戸を
のぞき込むシーンは
どうやって、
カメラの存在を
消したのか、
分からなかった。
その黒澤監督に
対峙した
俳優陣も
鬼気迫る演技。
香川京子、
二木てるみ、
山崎努、
東野英治郎、
笠智衆、
志村喬、
田中絹代、
杉村春子、
西村晃、
菅井きん、
内藤洋子、
左卜全ら、
挙げれば
きりがないほどの
名優ぞろい。
ヴェネツィア
映画祭での
主演男優賞(三船)
をはじめ、
各種映画祭でも
高評価の
黒澤明の傑作は
勿論
超お薦めです。
コロナで
医療関係が
大変な中、
今も昔も
頑張っていた
医療関係者の
仁と徳を
見れる
教科書として、
医の道を目指す
すべての若者や、
研修医の方達には、
本作の鑑賞を
義務付けて欲しい。
60年前の
白黒作品ですが、
一切、色あせ
していない
展開は素晴らしい。
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