映画を愛して、映画大好きだからこそ!
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も
ご参考までに(*´∀`*)
「未来世紀ブラジル」
1986年10月10日公開(142分)
午前10時の映画祭(英国)
鬼才T.ギリアム監督の
風刺が効いた
近未来
SFファンタジー。
コンピュータによる
国民管理が
徹底した
仮想の国
ブラジル。
その
情報管理局で、
ある役人が
叩き落とした
ハエによって、
コンピュータ情報の
一部が
壊れてしまう。
そして
その影響は、
善良な靴職人を
テロリストと
誤認逮捕させる
結果を生み出す。
一方で、
情報省記録局で働く
サム(ジョナサン
・プライス)は
銀色の羽をつけた
ヒーローに変身し、
謎の美女と
出会う
夢を見る。。。。。
英喜劇集団
モンティパイソン
のメンバーで、
「12モンキーズ」なども
監督したテリー
・ギリアムが描く
ディストピアの
世界観は、
35年以上
たった今、
見ても驚く。
筆者も愛読した
米雑誌「MAD」に
強く影響された
監督ならではの、
独特のユーモアと
コミカルな表現、
そして斬新な
ビジュアル。
ただし、
描かれているのは、
社会のカオスと
狂気であり、
テロによる
爆発シーンは、
CGじゃないので、
俳優さん大丈夫かなと
心配するほどの
無茶苦茶。
カオスを
表現するのに、
一番
使われていたのは、
タイプのような
コンピューターと、
空気や水を送るダクト。
これらを
多用することで、
混沌とした
世界を見事に
表現していた。
また、
暗い社会を
蹴散らすように、
何度もかかる
ラテン音楽の
代表選手
「ブラジル」。
「悲劇」なのか
「喜劇」なのか
分からない
予測不可能な
おとぎ話は、
現代社会への
抵抗として
見て頂きたい
傑作。
若き日の
デニーロも
出演しており、
86年の
米アカデミー賞には
脚本賞等で
ノミネートされた。
2時間半の
長尺ながら、
飽きることのない
映像の面白さを
展開してくれる。
難解と
言われているが、
決してそんな
作品ではないので、
エンタメとして
感じて欲しい。
「X-Men」で
見たような風景も
出てきます。
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