映画を愛して、映画大好きだからこそ!
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も
ご参考までに(*´∀`*)
「リコリス・ピザ」
2022年7月1日公開(134分)
70年代のLA
舞台の年の差
・青春ラブコメ。
1973年、
ハリウッド近郊の
サンフェルナンド・バレー。
子役として活動する
高校生のゲイリー
・バレンタイン
(クーパー・ホフマン)は、
ある日
学校にやって来た
写真技師アシスタントの
アラナ・ケイン
(アラナ・ハイム)に
一目ぼれする。
「運命の出会いだ」
と告白してくる
ゲイリーを、
10歳年上のアラナは
相手にせず受け流す。
その後、
食事をするなど
共に過ごすうちに
二人は距離を縮めるが、
ふとしたことで
すれ違ったり、
歩み寄ったりを
繰り返していく。。。。。
「ゼア・ウィル
・ビー・ブラッド」
「ファントム・スレッド」
「ザ・マスター」など
筆者の大好きな
ポール・トーマス
・アンダーソン監督が、
これまでとは一味違った
テーストの明るい
青春賛歌。
恋仲になりたい
男の子と、
気になるけど
友達でいたい彼女の
微妙なバランスを描き、
アカデミー賞作品賞他、
多くの映画祭で
高評価を得た。
確かに、
一定水準以上の
作品であるが、
その面白さは、
万人には
掴みどころがない作品。
70年代が
青春だった人や、
ウイリアム
・ホールデンや
ルシル・ボール風の
映画人が出てくるのを
楽しめる方には良いが、
ちょっと変化球過ぎる。
主演の新人2人は、
生き生きとして
素晴らしく、
特に表情が無さそうな
アラナ・ハイムは
美人に見えたり、
子供っぽく見えたりと
その変幻自在には驚いた。
脇には、
ショーン・ペン、
ブラッドリー・クーバー
などが個性的な
役柄を演じて、
盛り上げる。
特に、
トラックがガス欠して、
バックで坂を下る
シーンは面白い。
「007死ぬのは奴らだ」や
「カリギュラ」が
上映されていたり、
音楽も70年代の
ヒット曲を連発し、
ノスタルジックではある。
また、
ウォーターベッドが
発売されたばかりの時代で、
何でもビジネスにして
一山儲けてやろう
とする主人公の
商魂にも驚かされるが、
小ネタを重ねた展開なら
「レディー・バード」の方が
面白かった。
ちょっと期待
しすぎたのかも。
題名の
「リコリス・ピザ」は、
ピザ・チェーン店ではなく、
レコード・チェーン店の名前。
ただ、
このお店出てきたかな?
日本人女性が
2名出てくるが、
せめて日本語でなく、
英語のセリフが
喋れたらよかったのにね。
アラナ・ハイムの
顔立ち(鼻筋?)が、
ユダヤ人の典型
みたいなセリフも
出てくるが、
その辺りは、
我々には分かり
にくいかな。
70年のアメリカ西海岸の
文化に興味がある方、
いろんなビジネスを
始めたい方、
一目ぼれしたことの
ある方には
お薦めする。
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