映画を愛して、映画大好きだからこそ!
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も、
ご参考までに(*´∀`*)
「サード・パーソン」
2014年6月20日公開(137分)
ポール・ハギス監督というと
「クラッシュ」が出てくるが、
それよりも「007慰めの報酬」や
「ミリオンダラーベイビー」
の方が面白い。
どうも人物像を掘り下げる監督
ということで、「クラッシュ」と
なるようだが、
本作もイメージ的には、
そちらに近い。
ただし、本作の方が、
ストーリーテリングもうまく、
ぐいぐい引き込まれる。
舞台はNYとローマとパリの
3か所で、これらに住む小説家
(リーアム・ニーソン)とその愛人、
ビジネスマン
(エイドリアン・ブロディ)と
娘を誘拐された移民の女、
離婚し子供を旦那に
とられた女(ミラ・ニクス)の話が
交互に展開していく。
いずれも甘いメロドラマでなく、
痛いほどの苦しみとそこで戦う
普通の人々が描かれている。
やがて、
この3つの話はつながって行き、
衝撃の結末へ。
豪華俳優陣の共演ではあるが、
愛人役のオリビア・ワイルド、
移民の女のふたりの存在感が
強烈に印象に残っている。
ある意味ミステリーのような
不思議な感覚の映画ですが、
「家族」というキーワードで見ると、
彼らの苦悩が理解できる秀作です。
お薦めです。
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