映画を愛して、映画大好きだからこそ!
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も
ご参考までに(*´∀`*)
「わたしは、
ダニエル・ブレイク」
(英国)
2017年3月18日公開(100分)
名匠ケン
・ローチ監督を
2回目のカンヌ
・パルムドール賞に
導いた
英国社会の
実態を描いた
ヒューマン・ドラマ。
イギリスの北部
ニューカッスルに住む
ダニエルは
59歳の大工。
しかし、
心臓病のため、
仕事は当面無理と
ドクターストップが
かかる。
その感、
失業保険を
もらおうと、
職安に行くが、
あまりに複雑な
手続きに戸惑う。
そこで、
職員に冷たい
仕打ちを受けている
2人の子供の
シングルマザーである
ケイティに出会う。
ロンドンから
転居して
彼女たちを
助けたいが、
自分もそんな
余裕はない。。。。。
英国地方の疲弊を
描いた作品は、
「フル・モンティ」
のような
笑い飛ばすしか
ないものもあるが、
本作では
底辺に生きる人々を
正面から
描いている。
ダニエルは
大工としては
一流だが、
パソコンを
扱ったことがなく、
職安のパソコンで
必要な申請をする
ことができない。
デジタル
・デバイドの
最たる例だが、
支援を
必要としている
人の多くが、
公務員は
パソコンも
使えない人
であることを
知らないのだろう。
誰もが
直面するかも
しれない問題と
お役所の理不尽な
対応を見事に
描いており、
監督の怒りが
伝わってくる。
年寄りは
ダニエルに、
若い人は
ケイティに
共感できる
作品であり、
カンヌを制した
説得力の高い
作品を是非、
見て頂きたい。
超お薦めです。
コメント
「わたしは、ダニエル・ブレイク」
なんという胸を打つ、そして胸が苦しくなる作品。ただ実直に生きていくことの難しさをここまで見事に描き切るとは!監督ケン・ローチは引退を撤回してこの作品のメガホンを取ったと聞いている。ケン・ローチだから、ケン・ローチでこそ、社会派ケン・ローチ…色々表現はあるかもしれない。だがやはり素晴らしいことに変わりはないのだ。ダニエル・ブレイク。初老の男。イギリスの労働者。妻を亡くし今は独り身。何十年も大工一筋で生計を立てていた。それがある日現場で心臓発作で倒れ、主治医からは勤労を禁じられる。ところが役所の判定は、…