「バイス」のあらすじと感想は?最悪の米副大統領の半生を描いた社会派エンタメ。

映画2019年
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映画を愛して、映画大好きだからこそ!
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も
ご参考までに(*´∀`*)

1

「バイス」
2019年4月5日公開(132分)

最悪の米副大統領
チェイニーの半生を
描いた社会派エンタメ。

1960年代半ば、
イエール大学を中退した
電気工ディック・チェイニー
(クリスチャン・ベイル)は、

酒癖の悪さから、
恋人のリン(エイミー
・アダムス)に激怒され、

彼女を失望させないことを誓う。

その後、
下院議員のドナルド
・ラムズフェルド
(スティーヴ・カレル)の

もとで働きながら
政治のイロハを学んだ
チェイニーは、

権力の中に自分の
居場所を見いだす。

2

やがて頭角を現し
大統領首席補佐官、

国防長官になった
チェイニーだったが、
一時は政界を離れ、

石油大手の
ハリバートン社の
CEOとなる。

しかし、
ジョージ・W・ブッシュ
(サム・ロックウェル)政権で
副大統領に就任して
欲しいと要請を受ける。。。。。

3

「バットマン」の
C.ベイルがデブで禿の
チェイニーに
変身していくのも衝撃
(アカデミー賞
メイクアップ賞受賞は当然!)だが、

夫を操る妻は、
まさに魔女。

冴えない男が、
チャンスを生かして
成り上がるだけの物語ではなく、

特に副大統領
バイス・プレジデント)に
なってからの悪行の
数々を示すには、

茶化すしかなかったのか?
完全社会派ではなく、
かなりゆるく、
楽しめる作品となっている。

ニクソン、キッシンジャー、
リーガン大統領などの
お馴染みの方々も登場し、

米国の歴史を
振り返るのも楽しいが、

トランプへの批判も
忘れてないのが、

予定調和だけの日本の
映画とは全く違う。

よくこれだけ皮肉満載の
映画が作れるなと思うほど、
エンタメ性もあり、

「ライフルマン」や
「ウエスト・サイド物語」の
「アメリカ」も登場。

4

エンドタイトル後も
自己批判のおまけもついて、

世界を動かした、
超お馬鹿政治家の
悲喜劇を見て欲しい。

釣りが趣味でそれに
ひっかけた表現も多用、

また「Vice」は本来、
「副・代理」の意味ではなく、

「犯罪に直結する悪い風習」
を意味するので、
勉強になります。

「マイアミ・バイス」
というTVシリーズは
後者の意味だそうです。

「マネーショート」の
アダム・マッケイ監督が作ると
政治の世界が本当にわかりやすく、

面白く解説されます。
文句なしの超お薦め。

5

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