映画を愛して、映画大好きだからこそ!
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も
ご参考までに(*´∀`*)
「真実」
(日仏合作)
2019年10月11日公開(108分)
是枝監督がフランスで撮った
大女優とその家族のドラマ。
国民的女優のファビエンヌ
(カトリーヌ・ドヌーヴ)の
自伝本「真実」の出版を祝うため、
家族が集まる。
アメリカで脚本家として
活躍する娘のリュミール
(ジュリエット・ビノシュ)、
ファビエンヌのパートナー
(イーサン・ホーク)と元夫、
秘書らが集まっていて、
皆彼女が何をつづったのかが
気になっていた。
自伝は、
隠されていた母と娘の間の
愛憎渦巻く真実を明らかにする。。。。。
娘らが集まってくる
前半は何か、
大きなことが起こるような
期待を抱かせ、
かなり良いできだったが、
期待してような親娘の
葛藤はなかった。
特に、
大女優のライバルであった
女優について、
語る場面が多いが、
最後までその存在が
はっきりしない。
むしろ、
映画の中でも映画作りの
シーンは映画ファンには
楽しめる。
普通の家族の物語を作らせると、
異常な面白さを発揮する
是枝監督も、
大女優の優雅な家族という
異質の家族を
描き切れなかったのか?
あるいは何か大女優への
遠慮があったのか?
カンヌのオープニングを
飾った本作だが、
フランスでの評価は
どうなのか?
ビノシュの娘役の女の子が、
意外な存在感で
よかったのは救い。
うまくまとめすぎた脚本には、
やや不満で、これまでの
是枝作品とは異なるテイストの
作品を見たい方にお薦めする。
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