映画を愛して、映画大好きだからこそ!
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も
ご参考までに(*´∀`*)
「罪の声」
2020年10月30日公開(142分)
犯罪に声を使われた
子供たちのその後を描く
人間ドラマ。
新聞記者の阿久津英士
(小栗旬)は、
昭和最大の未解決事件の
真相を追う中で、
犯行グループがなぜ
脅迫テープに男児の声を
吹き込んだのか気になっていた。
一方、
京都でテーラーを営む
曽根俊也(星野源)が
父の遺品の中から見つけた
カセットテープには、
小さいころの自分の声が
録音されていた。
その声は、
かつて人々を恐怖の
どん底に陥れた
未解決事件で使用された
脅迫テープと同じものだった。
自分の声が犯罪に
使われたことを知った俊也は、
周りの人に昭和59年の
ことを聞き始める。。。。。。
「キツネ目の男」が
容疑者とされたグリコ
・森永事件をモチーフにした
小説を原作に、
身代金要求等の
電話の声に使われた
3人の子供の人生に
焦点を当てたサスペンス。
犯行の目的や、
犯人捜しでなく、
事件に巻き込まれた
子供たちの運命を描く
原作は秀逸で、
阿久津と曽根俊也の話は
別々に進むが、
ついに二つの線が
一つに交じり合う。
ただ、
それぞれの立場は違い、
特に星野源の探した
2人の人生は切なすぎる。
やんちゃな部分を
抑えた小栗もいい。
2人の主演の他、宇野祥平、
宇崎竜童、火野正平、
市川実日子らの
実力派俳優陣が素晴らしい。
さらに、
穏やかな梶芽衣子の中にあった、
過去の激しい怒りは、
時代のなせるものとは言え、
悲しすぎる。
35年前に日本中を
震撼させた事件を
少しでも覚えている方には、
大変興味深い内容なので、
是非見て頂きたい感動作。
本当の事件は、
時効となり、
真相はわからないが、
大胆な推理で
フィクション化した意義は
十分に読み取れる。
1984年当時の
小物なども懐かしい。
超お薦めします。
コメント