映画を愛して、映画大好きだからこそ！
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も
ご参考までに(*´∀｀*)
「星の子」
2020年10月9日公開(110分）
芦田愛菜が
等身大の
思春期の
中学生を
好演する
感動作。
父(永瀬正敏)と
母(原田知世)から
惜しみない愛情を
注がれて
育ってきた、
中学3年生の
ちひろ
(芦田愛菜)。
両親は
病弱だった
幼少期の
彼女の体を
海路(高良健吾)と
昇子(黒木華)が
幹部を務める
怪しげな宗教が
治してくれたと
信じて、
深く
信仰するように
なっていた。
そんなある日、
ちひろは
新任の教師
・南(岡田将生)に
心を奪われて
しまう。
思いを
募らせる中、
夜の公園で奇妙な
儀式をする
両親を南に
目撃された上に、
その心をさらに
揺さぶる事件が
起きる。。。。。
アトピーの
ような皮膚炎は、
医学では
治らなかったが、
不思議な水を
使うことで、
完治してしまう。
娘を愛する両親は、
それで、
その宗教団体に
入信するが、
周りからは
変な目で見られる。
当初、
怪しい団体を
糾弾するような
映画かと
思っていたが、
人は
信じたいものを
信じればいいし、
ただ
押し付けては
いけない、
ということに
気づいた。
親の愛情が
大変よく出た作品で、
人が
どんな宗教を
信じようが仕方ないと
初めて感じた。
多分、
両親も奇跡の水を
科学的には
信じていないが、
それでも娘を
助けたのは事実。
神やサンタクロースが
科学的に
いないことは
理解していても、
その存在を
信じたいのが
宗教だと思うし、
オウムみたいな
テロリスト集団は
別として、
これも
一種の多様性を
認めることに
違いない。
ラストシーンは、
曖昧だが、
恐らく彼女は
両親を信じて
ついていくのだろう。
それは、
彼女が両親を
好きだから。
逆に姉は
両親から
離れたし、
それは
本人が選ぶこと。
とにかく、
考えさせられる
作品で、
大森監督の中では、
やや異色作と
言えるかも。
原作は
芥川賞作家の
今村夏子。
5年ぶりの
映画とは
思えない、
愛菜ちゃんの
成長ぶりを
確認できた秀作は、
皆さんに
お薦めしたい。
コメント