2020年3月6日公開(95分)
アルコール依存症の
父を描いた実話
エッセイの映画化。
田所サキ(松本穂香)の
父親トシフミ(渋川清彦)は、
会社員。
無口で小心者だが
酒に酔うと、
性格が変貌してしまう。
一方、
母親(ともさかりえ)は
新興宗教にはまっており、
妹もいて、4人暮らし。
そんな家庭で育った
サキは心を閉ざす
ようになるが、
明るい妹や親友に
支えられながら、
家庭の崩壊を
漫画に描くことで
笑い話にしていた。
ある日、
母が突然自殺し、
さすがに、
しばらく断酒をするが、
また酒におぼれてしまい、
やがて父にも病気が見つかる。。。。。
酒におぼれる父を描くが、
化け物というほどではなく、
これ以上の
アルコール依存は、
「酔いがさめたら、
うちに帰ろう」
あたりでも描かれていた。
筆者の好きな
渋川さんと
松本さんの共演だが、
単に救いがない映画で、
面白くなかった。
父をもっと
化け物にして、
完全コメディにする
とかの方がよかった。
ひたすら主人公や
妹が気の毒なだけ。
さらに設定では
父は会社の人事担当の
おえらいさんで、
悩みも多い部門
かもしれないが、
人事の人があそこまで
酒に溺れるのは、
リアリティーに欠ける。
なんとも中途半端なドラマは、
原作の菊池真理子さんには
申し訳ないが、
お薦めできません。
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