映画を愛して、映画大好きだからこそ!
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も
ご参考までに(*´∀`*)
「いのちの停車場」
2021年5月21日公開(119分)
在宅医療を
中途半端に描く
医療人間ドラマ。
長年にわたって
大学病院で
救命救急医として
働いてきたものの、
父・達郎(田中泯)が
暮らす石川県の
実家に戻って
まほろば診療所に
勤めることにした
白石咲和子(吉永小百合)。
院長・仙川徹(西田敏行)、
看護師・星野麻世(広瀬すず)、
そして
大学病院の事務職を
辞めて咲和子を
追ってきた
野呂聖二(松坂桃李)
らとともに、
在宅医療を通して
患者と接していく。
救命救急とは違う
医療の形に戸惑っていた
咲和子だったが、
次第に
在宅医療だからこそ
できる命の向き合い方が
あることを学ぶ。。。。。
筆者の好きな
吉永小百合だけに
褒めまくりたい
ところだが、
これだけ出演者が
死んでいく、
暗い話は
お薦めしにくい。
さらに、
ラストのあまりの
不透明さ。
彼女は
安楽死を選ぶのか、
朝焼けを見て
やめるのかは、
見る人が判断して
ということか。
泉谷しげる、石田ゆり子、
柳葉敏郎、小池栄子、
伊勢谷友介など
豪華メンバーを
そろえたが、
お涙頂戴にしたかった
としか思えない作品。
コロナ禍で、
公開を延期せずに
封切ったことには、
敬意を表するが、
同じテーマで
先に公開された
「痛くない死に方」が、
傑作だけに、
本作を見ても、
在宅医療の良さが
描かれていないのが残念。
見どころが、
豪華出演者と
金沢の美しい四季、
美味しいモンゴルの
食べ物では、
あまりに悲しすぎる。
物語が現役医師の
南杏子の小説と
大きく設定が
変わっていようが
問題ないが、
原作の根底に
ある部分が
出ていなければ、
本作で
製作総指揮をとり、
今は亡き東映社長の
岡田裕介も天国から
泣いていると思う。
命が終わる前に、
ちょっと立ち寄る
停車場、
それが在宅医療
だと思うが、
自宅で死にたいと
思う多くの人が
共感できたのか、
はなはだ疑問。
重いテーマを
重いまま
描いているので、
かなり覚悟をして、
体調のいい時に
見てください。
みなみらんぼうの
マスター役には
救われたが、
これを見る多くの
年配者の気持ちを
救えない映画に
なっていないかと
大変気になった。
泣ける映画としては、
悪くないと思うが、
人が死んで
泣かせるだけなら、
戦争映画でも
できること。
見終わった後、
気持ちが救われた点で、
やはり
「痛くない死に方」が
はるかに優れている。
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