映画を愛して、映画大好きだからこそ！
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も
ご参考までに(*´∀｀*)
「Arc アーク」
2021年6月25日公開（127分）
不老不死を
テーマにした
SF小説「円弧」の
実写映画化。
近未来、
放浪生活を
送っていた
リナ(芳根京子)は
人生の師となる
エマ(寺島しのぶ)と
出会い、
遺体を
生前の姿のまま
保存できる
ように施術
(プラスティネーション)する
「ボディワークス」
という
仕事に就く。
一方、
エマの弟で
科学者の
天音(岡田将生)は、
この技術を
発展させた
不老不死の
研究に
打ち込んでいた。
30歳になった
リナは
不老不死の
処置を受け、
人類で初めて
永遠の命を得る。
やがて、
永遠の生が
普通となった
世界は
人類を二分し、
混乱と変化を
もたらしていく。。。。。
原作未読ながら、
これって
SFなの？
リナの
17歳から始まり、
19歳、30歳、
そして
135歳と続くが、
テクノロジー面の
説明や、
外の世界の変化は
感じ取れず、
若いままの
彼女が
年を重ねていく。
永遠の命を
得たことによる
喜びや悲劇は
描かれておらず、
また、
なぜ永遠の命を
選ぶのかも
説明されない。
きわめて
不真正な
設定であり、
原作の
「円弧（アーク）」では、
生と死を
つなぐのが
円弧のはずだが、
後半は死すら
描かれない。
SFというより
観念的な
映画なので、
凡人には
お薦めしにくい。
他に倍賞千恵子、
風吹ジュン、
小林薫ら
オールスター
キャストだが、
脚本が
薄っぺらすぎた。
難しい役
どころで、
これを
演じられるのは、
芳根しか
いないが、
折角の
主演作が
脚本のミスで
台無し
となった。
もっと
不老不死に
ついての
映画を
見たいなら、
29歳で老化が
止まった
女性を描く
「アデライン
100年の恋」や、
ロビン・ウイリアムズの傑作
「アンドリューNDR114」
（原題：200年生きた男）
をお薦めしたい。
これらは
時代とともに、
主人公が
動いていくので、
時間の進行を
感じることが
できる秀作。
こちらの2作は
超お薦めしたい。
コメント