映画を愛して、映画大好きだからこそ!
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も
ご参考までに(*´∀`*)
「エルヴィス」
2022年7月1日公開(159分)
E.プレスリーの
半生を描く
実話音楽ドラマ。
1950年代、
エルヴィス・プレスリー
(オースティン・バトラー)は
歌手としてデビューする。
彼の個性的な
パフォーマンスは
若者たちに熱狂的な
支持を受ける一方で、
批判や中傷にも
さらされる。
やがてエルヴィスは
警察の監視下に
置かれた会場で
ライブを行うことになり、
マネージャーの
トム・パーカー
(トム・ハンクス)が
彼に忠告を与える。。。。。
「ムーラン・ルージュ」
のバズ・ラーマン監督が
ゴージャスに、
かつきらびやかに、
世界で一番売れた
ロックンロールの
神様を描いた作品。
成功後の
派手な生活が、
かえって孤独な
一人の青年の
寂しい人生を貶める。
さらに、
プレスリーの金を
搾取する
マネージャーの
半生も平行して
進むので、
情報量としては
かなり多いし、
展開は早い。
エルビスを
知らない人も
彼の曲は、
聞いたことあるので、
ヒット曲の数々を
楽しむことができる
160分。
双子として生まれて、
一人はすぐに
死んでいるので、
母との強い
関係性や、
当時卑猥と
言われた腰の動きと
徴兵強制問題、
マネージャーが
勝手に決めた
ラスベガス公演の
エピソードなど
見ていて
驚くものばかり。
極めつけは、
彼が幼少時代、
貧しい黒人街に
住んでいたため、
ゴスペルやR&Bなどの
黒人音楽に
強く影響を受け、
ロックンロールに
融合させた楽曲を
広めた点は驚いた。
さらに、
マネージャーの
パーカー大佐は
自身が米国永住権を
持たないことを
隠すため、
エルヴィスの
海外公演に反対し、
結局、
ほとんど米加でしか
コンサートは
開催されていない。
バーカーは、
海外に行かない理由を
セキュリティーとし、
当時キング牧師や
R.ケネディー上院議員の
暗殺が続く時代を
うまく利用した。
事実、
当時のエルヴィスの
SPの数は、
米大統領の3倍だった
というエピソードも
紹介され、
この映画を
安部元首相の
側近やSP関係者が
見ていれば、
今回の奈良の事件も
防げたのではないかと、
思えて
残念でならない。
エルヴィスの
成功と孤独を
豪華絢爛に描き、
彼のヒット曲の
数々とともに綴る作品は、
彼のファンのみならず
アメリカ史や
米国文化が
好きな方には
是非お勧めしたい作品。
オースティン
・バトラーの
なりきりも度も凄いし、
悪徳マネージャー役の
ハンクスも素晴らしい。
ショー・ビジネスの
光と影も見れる秀作。
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