映画を愛して、映画大好きだからこそ!
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も
ご参考までに(*´∀`*)
「窓辺にて」
2022年11月4日公開(143分)
「好き」とは
何かを掘り下げる
大人の文芸
ラブストーリー。
フリーライターの
市川茂巳(稲垣吾郎)は、
編集者の妻
・紗衣(中村ゆり)が
売れっ子小説家と
浮気していることを
知りながら、
妻にそれを
指摘できずにいた。
それだけでなく、
彼は浮気を知った時に
芽生えた自身の
感情についても
悩んでいた。
ある日、
文学賞を受賞した
女子高校生作家
・久保留亜
(玉城ティナ)の小説
「ラ・フランス」に
心を動かされた茂巳は、
留亜に小説の
モデルについて尋ねる。
ある喫茶店の
窓辺のある席で、
二人は会うことに。。。。。
妻の浮気に怒りや
ショックの感情も
出てこない男。
2016年の
西川美和監督作
「永い言い訳」で
妻が死んでも
涙が出てこない男が
描かれたが、
「好き」と
いう感情には、
やはり賞味期限が
あるとしか思えない。
人物像を描くのが
本当にうまい
今泉力哉監督
ならではの群像劇で、
監督作品の常連の
若葉竜也に加え、
志田未来らも起用し、
複雑な夫婦関係を
文芸的な会話で描く。
タイトルの
「窓辺にて」は、
窓辺から太陽光の
入る喫茶店で、
グラスに当たる
光を屈折させる
主人公から来ている。
「好き」の形も
屈折した光の数だけ
あるのだろう。
オリジナル脚本で、
玉城ティナが、
「グッバイ・クルエル
・ワールド」から
アクセントのある
役柄で登場。
現代女子高校生役を
無難にこなす。
稲垣は感情を
出さない役だったので、
演じやすかったかも。
全体は良く
まとまっており、
今年の今泉監督作品
「街の上で」
「猫が逃げた」同様に、
お薦めしたい
大人の恋愛ドラマ。
この監督の作品、
本当にはずれが少ない。
映画終了後は
喫茶店でパフェを
食べましょう!
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