映画を愛して、映画大好きだからこそ!
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も
ご参考までに(*´∀`*)
「お葬式」
(午前10時の映画祭)
1984年11月17日公開(124分)
初めての葬式に
振り回される
夫婦を描いた
傑作コメデイ。
CM撮影中の
俳優夫婦
・井上佗助
(山崎努)と
雨宮千鶴子
(宮本信子)
のもとに、
千鶴子の父
・真吉の
訃報が届いた。
夫婦は真吉が
暮らしていた
温泉地の
別荘へ向かい、
亡き父と
対面する。
初めて葬儀を
司ることになった
佗助は、
戸惑いながらも
周囲の助けを
借りて葬儀の
段取りを
進めていくが。。。。。
暗いタイトルとは
真逆のエンタメ
儀式にした傑作。
40年も前の作品で、
葬式ビデオを
見るシーン
くらいしか
覚えてなかったが、
やはり傑作は
何度見ても面白い。
伊丹十三監督の
デビュー作であり、
皆が経験
していながら、
実は何も
分かっていない
厳かな儀式を
笑って修める作品。
今は、
葬祭場で
行われる葬儀も、
昔は自宅を
使っており、
親戚やご近所様を
巻き込んでの
3日間に
いろんな難題が、
主婦に降り注ぐ。
やはり特に
笑えるのは愛人
(高瀬春奈)の
シーンだろう。
また、葬式で、
御通夜の
盛り上がりを
うまく
納める所も
捨てがたい。
山崎努も宮本信子も
超若いし、
脇を固める
メンバーも
豪華すぎる。
笠智衆、大滝秀治、
菅井きん、財津一郎は
重鎮だが、
当時の若手で、
岸部一徳や
尾藤イサオなども
出ている。
さらに津川雅彦、
江戸家猫八、藤原鎌足、
蛯名みどり、友里千賀子も
懐かしい。
加えて小林薫の
火葬場職員や
井上陽水が
郵便局員など、
驚きの連続。
本作は当時の
日本アカデミー賞
他の賞を総なめし、
時代の1ページを
作った作品。
内容から、
大手はどこも
配給に興味を
示さず、
ATGが
配給しているのを
見て驚いた。
お葬式のことを
教えてくれる
ノウハウ映画として、
突然の
「お葬式」に
備えて見たい作品。
自分の葬式が
見れないことは
唯一残念だが、
とにかく
超お薦めの
面白作品。
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