映画を愛して、映画大好きだからこそ！
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も
ご参考までに(*´∀｀*)
「フェラーリ」
（米英伊サウジアラビア合作）
PG-12
2024年7月5日公開（130分）
伊の自動車メーカー
フェラーリ創業者を描く
人間ドラマ。
1957年。
エンツォ・フェラーリ
（アダム・ドライバー）は
難病を抱えた
息子ディーノを
前年に亡くし、
会社の共同経営社
でもある妻
ラウラ
（ペネロペ・クルス）との
関係は
冷え切っていた。
そんな中、
エンツォは
愛人リナ
（シャイリーン
・ウッドリー）と
その息子ピエロとの
二重生活を
妻に知られてしまう。
さらに会社は
業績不振によって
破産寸前に陥り、
競合他社からの
買収の危機に
瀕していた。
再起を誓った
エンツォは、
イタリア全土
1000マイルを
縦断する
過酷なロードレース
「ミッレミリア」
に挑む。。。。。
フェラーリ氏の
成功物語ではなく、
1957年に絞って、
どん底の期間に
焦点を当てた
マイケル・マン監督の
執念の作品。
実話とは言え、
三角関係による
愛憎劇と会社を
立ち直らせるため、
銀行や競合も
使っての
ビジネスもの
としても面白い。
「アリ」
「コラテラル」などを
作った監督も
80歳になるが、
まだまだ
エネルギーを
感じさせる作品を
作っている。
主演のドライバーは
「ハウス・オブ・グッチ」
「ブラック・クランズマン」
などでも
怪演が続き、
自身でも本作の
プロデューサーに
名前があった
ように見えた。
まだ40歳だが、
年寄りメイクで
59歳を演じる。
対する
ペネロペも
愛人の発覚と
破産寸前で
ブチ切れた
妻を演じる。
愛人役の
シャイリーンは
元アイドル系映画から
うまく転身できた。
一番の見どころは
やはり、
最期の公道レースの
シーンだろう。
一昔前の
レーシングカーを
迫力満点に
撮影しているが、
それだけでは
終わらない。
猛スピードで
パンクすると
どうなるのか。
複数の子供を含む
9人が死亡する
惨劇を、
少しだけ
スローにして、
車が
突っ込んできた後、
沿道の観客が
ドミノのように
倒れていくのが
わかる。
そして、
その後の地獄絵は
近年では
忘れられない
シーンとなった。
車のフェラーリや
レースに興味が
なくても、
これだけの
波乱万丈の
人生を見れる
ドラマは
そうそうないので、
やはり
お薦めしたい作品。
女性にも
妻と愛人を持つ
男の態度が
どうなるのか、
興味深い
作品になるだろう。
マイケル・マンは
2019年の
「フォード
VSフェラーリ」の
製作総指揮も
してたほど、
フェラーリには
入れ込んでいた。
最後のレースで
優勝するのは、
俳優兼レーシング
・ドライバーの
パトリック
・デンプシーだった。
イタリア語
ではないが、
映像的に
とても印象に残る
作品。
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