映画を愛して、映画大好きだからこそ!
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も
ご参考までに(*´∀`*)
「クレオの夏休み」
(仏)
2024年7月12日公開(83分)
6歳の少女が
大好きな
乳母の住む島で
ひと夏を過ごす
人間ドラマ。
パリで
父親と暮らす
6歳のクレオ
(ルイース
・モーロワ=パンゲニ)は、
いつもそばに
いてくれる
乳母グロリア
(イルサ・モレノ・ゼーゴ)
のことが大好きだった。
ところがある日、
グロリアの母が
亡くなり、
遠く離れた
故郷アフリカへ
帰ることに
なってしまう。
突然の別れに
戸惑うクレオを、
グロリアは自身の
子どもたちと住む
アフリカの家に
招待する。
そして夏休み、
クレオは
グロリアと
念願の再会を
果たすべく、
ひとり海を渡って
アフリカへ向けて
旅に出る。。。。。
5歳半で、
公園で遊んでいる
際に
スカウトされた
クレオ役の少女が、
演技が始めてとは
思えないほど、
表情豊かで、
自然体を演じる。
眼鏡をかけ、
とにかく
かわいらしい。
その子が、
乳母の住む
西アフリカの
島国カーボベルテへ
行くが、
ポルトガル語を
話せるわけでなく、
グロリア以外の
家族からは
少し冷たく
あしらわれる。
そんな時に
グロリアの娘
ナンダに
赤ちゃんが生まれ、
グロリアは
つきっきりに。
赤ちゃんへの
嫉妬は、
おねしょになり、
子守歌の
独占になり、
やがて
赤ちゃんを
殺したいと
思うまでに発展する。
兄弟が
生まれると、
兄姉は
赤ちゃん返りするが、
まさに
その点を
描いている。
人が死ぬこと、
生まれることが
判らない無邪気な
少女が取った
行動は理解できるが、
彼女は
フランスに
帰ることになる。
ラストで号泣する
グロリアの顔を
見つめられない。
自分の家族と
好きな
クレオとの
間の心情が
たまらない。
クレオの
心情もまた、
時々挿入される
アニメーションで
代弁され、
セリフなどで
無理な演技を
求めていない
ところも
印象深い。
監督は
長編デビュー作となる
マリー・アマシュケリ。
23年のカンヌ映画祭
オープニングを
飾った作品は、
大人、子供の
どちらからの
視点から
見ても切ない
作品として
お薦めしたい。
子供時代の
忘れられない記憶は
誰にでもあり、
マリー監督にも
乳母の記憶が
あったことが
最後に
クレジットされる。
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