「ソウルの春」のあらすじとネタバレ⁈79年の軍事クーデターを初めて描く骨太の人間ドラマ。

2024年
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映画を愛して、映画大好きだからこそ!
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も
ご参考までに(*´∀`*)

 

「ソウルの春」

    (韓国)
2024年8月23日公開(142分)

79年の
軍事クーデターを

初めて描く
骨太の人間ドラマ。

1979年10月26日、

独裁者と
言われた

韓国大統領が
側近に暗殺され、

国中に衝撃が
走った。

民主化を期待する
国民の声が
高まるなか、

暗殺事件の
合同捜査本部長に
就任した

チョン・ドゥグァン
保安司令官
ファン・ジョンミン)は

新たな
独裁者の座を狙い、

陸軍内の
秘密組織「ハナ会」の

将校たちを
率いて

同年12月12日に
クーデターを
決行する。

一方、
高潔な軍人として
知られる

首都警備司令官
イ・テシン
チョン・クソン)は、

部下の中に
ハナ会の

メンバーが潜む
圧倒的不利な

状況に
置かれながらも、

軍人としての
信念に基づいて

チョン・ドゥグァンの
暴走を阻止
するべく立ち上がる。。。。。

2023年に
「パラサイト」を

超えて
韓国メガヒットと
なった実話
(一部フィクション)
の物語。

2時間を超えるが、
息をのむ

スリリングな
シーンの連続で、

 

史実を知らない人にも
クーデターの

異様な緊張感が
伝わる

一級のエンタメに
仕上がっている。

とにかく、
主演の
ファン・ジョンミン
凄すぎる。

ハナ会を率いるが、
わずか9時間の
攻防の間に、

 

二転三転するたびに
動揺する会の

メンバーを
引っ張る。

最高の
ヴィランながら、

ある意味
リーダーシップを
見せつける。

これまで
「国際市場で
逢いましょう」や

「コクソン」などで
見せてきた

表情とは
全く違う人物像を
作り上げた。

そして、
正義漢には

「私の頭の中の消しゴム」や
「無垢なる証人」
のクソン。

「アシュラ」の
キム・ソンス監督と

再びタッグを
組んだ。

そして
陸軍参謀総長に

「南山の部長たち」の
イ・ソンミン

温厚だが、
志をもった
上官を演じる。

史実は
わかっているが、

それでも
イ・テシン
肩入れしたくなるので、

最期は力が
抜けてしまうし、

フラストレーションも
たまる。

この時に、
北が攻めてきたら、

間違いなく
韓国は負けて
いただろう。

指揮系統は
ボロボロだし、

仲間は
殺せない的な
低い士気では、

同胞の北朝鮮にも
同じ行動を

取るのかと
思ってしまう。

時間がある方は、
本作の前にあたる

イ・ビョンホン主演の
「KCIA南山の部長たち」
を見て、

本作後になる
「1987ある闘いの真実」や

「タクシー運転手」
を見ると、

韓国民主主義を
ゆるがす

軍事政権の状況が
大変良く理解できる。

今まで
映画化できなかった

軍事クーデターの
リアリティを描く

作品は
超お薦めの作品。

あのバリケードの
数もありえないし、

橋を超えるか
超えないかでの
情報戦なども、

双方の
熱量の凄さを
見せつけてくれる。

日本では、
ほぼ一党独裁なので、

こういう真実の
ドラマは
作られないのだろう。

これを
エンタメにしてしまう

韓国映画界の
実力には
驚くばかり。

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