映画を愛して、映画大好きだからこそ!
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も
ご参考までに(*´∀`*)
「エリザのために」
(ルーマニア)
2017年1月28日公開(128分)
2016年の
カンヌ映画祭で
監督賞に輝く
ルーマニアの
ヒューマン・ドラマ。
主人公の医師は、
一人娘エリザの
受験を控えている。
ルーマニアの田舎に
残るのではなく、
英国へ留学させることを
考えている。
しかし、
その試験の前日に
娘は暴漢に襲われ、
精神的ショック
を受ける。
その時、
父は愛人と
過ごしており、
病院に行くのが
遅れる。
試験の延期を
働きかけるが
難しく、
彼は試験官らに
便宜を図るよう、
コネを使ってしまう。。。。。
決して、
エリザを襲った
暴漢探しの
ドラマではなく、
娘のために
父が行った
身勝手な行為が、
いろんな波紋を
引き起こして
しまう物語。
娘の幸せを
考えた
父の気持ちに
寄り添えば、
仕方ないと
考えられるが、
頼んでもいない
モラル違反に、
エリザまで
反発する。
ルーマニア
という国は、
あまり馴染み
がないが、
彼らの生活ぶりや
社会的問題点も
あぶり出した作品。
決して、
見終わった後、
愉快になる
作品ではない
という前提で、
主人公らの
気持ちの動きを
読み取って
欲しい。
原題は
「Graduation(卒業)」。
子供だと
思っていた
エリザの親からの
卒業を描いている
のかもしれない。
お薦めです。
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