映画を愛して、映画大好きだからこそ!
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も
ご参考までに(*´∀`*)
「この道」
2019年1月11日公開(105分)
北原白秋と
山田幸作
コンビによる
童謡が
生まれた時の
歴史物語。
大正7年
(1918年)、
小田原。
独創的な作風で
天才詩人と
称される
北原白秋
(大森南朋)は、
児童文学誌
「赤い鳥」の
刊行者
・鈴木三重吉
(柳沢慎吾)を介して
音楽家の
山田耕筰
(AKIRA)と出会う。
当時、
子供たちの
ための歌が
ドイツ童謡を
日本語訳した
ものか
伝承の
わらべうたしか
なかったため、
鈴木は
二人に童謡を
創作するよう
持ち掛ける。
彼らは衝突を
繰り返しながらも
お互いの
才能を認め、
「からたちの花」
「この道」
「待ちぼうけ」
「鐘が鳴ります」
などの
童謡を
生み出す。。。。.
女に
だらしなく、
姦通罪で
収監された
白秋を大森が
自由に演じ、
これまでの
白秋の
概念を
壊してくれた。
天才の
2人から歌が
生まれる瞬間の
表現は面白く、
特に
「あめふり」の
ピッチピッチ♪
ちゃっぷちゃっぷ♪
ランランラン♪
のエピソードなど、
脚色と
分かっていても、
楽しめる。
2人の人物への
掘り下げは、
それほどでもないが、
関東大震災や
第2次大戦など、
時代を
色濃く反映した
ストーリー展開は、
今の人にも
見て欲しい。
震災後に歌が、
人々の心を
支えたことは
現代にも通じ、
戦争で
自由に歌が
作れなかったことは、
反戦の意味も
込められている。
他にも、
与謝野鉄幹・晶子夫妻、
菊地寛、
石川啄木、
萩原朔太郎、
室生犀星、
高村光太郎ら、
教科書で
聞いたことのある
著名作家
・詩人が登場し、
彼らの
人間関係を
垣間見れるのも
興味深い。
ちょっと
詰め込んだ感は
あるが、
偉人だと
思っていた人も、
愛すべき
人間だった
ことがわかり、
気軽に見れる本作は
超お薦めです。
出てくる童話は、
日本人なら絶対に
口ずさめるものばかりで、
ノスタルジーに浸れるが、
ラストのかかる
「この道」は
ExileのAtsushiが歌う。
羽田美智子、
貫地谷しほり、
松本若菜の女性陣にも
光るものがあった。
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