映画を愛して、映画大好きだからこそ!
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も
ご参考までに(*´∀`*)
「閉鎖病棟-それぞれの朝-」
(PG-12)
2019年11月1日公開(117分)
精神病院の人間模様を描く
秀逸なヒューマン・ドラマ。
長野県小諸。
郊外にある精神科病院には、
さまざまな過去を持つ
患者たちが入院していた。
死刑囚だった梶木秀丸
(笑福亭鶴瓶)、
幻聴が原因で暴れるようになり
周囲から煙たがられている
元サラリーマンの
チュウさん(綾野剛)、
不登校のため通院する
高校生の由紀(小松菜奈)ら
患者たちは、
明るく生きていこうとしていた。
ある日、
事件が起こり、
秀丸が同じ病院の
患者を殺してしまう。。。。。
冒頭から絞首刑という
ショッキングな映像で始まり、
最後は裁判劇となる。
鶴瓶が殺人犯というのは、
ちょっと無理があったが、
ラストの小松菜奈の演技は、
涙なしには見れなかった。
また、
脇ながら、木野花、
小林聡美、渋川清彦も印象的。
原作は精神科医で
小説家ということで、
背景も納得。
それぞれの人間がかかえる
事情を2時間に詰め込んだが、
かなり心を動かされた作品。
副題のそれぞれの朝は、
同じ病院映画の傑作である
「レナードの朝」を
意識したのか、
「目覚め」を
意味すると理解した。
全体として暗いトーンの
ドラマではあるが、
最後に「朝(目覚め)」が来る、
希望を示してくれた。
監督は「愛を乞う人」で
素晴らしい仕事をした
平山秀幸監督。
超お薦めです。
コメント