映画を愛して、映画大好きだからこそ!
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も
ご参考までに(*´∀`*)
「ペイン アンド
グローリー」
R-15(スペイン)
2020年6月19日公開(113分)
スペインの巨匠
P.アルドモバル監督の
自伝的人生賛歌。
マドリッド。
サルバドール
(アントニオ
・バンデラス)は
世界的な
映画監督として
活躍していたが、
脊椎の痛みで
心身共に疲弊し、
引退同然の生活を
送っていた。
彼は、母親
(ペネロペ・クルス)
のことや
幼少期に
引っ越した
スペイン
・バレンシアでの
出来事など、
過去を回想する
ようになる。
あるとき、
32年前に
撮った作品の
上映依頼が
舞い込み、
過去の
確執から
疎遠になっていた
主演俳優
アルベルトと
会うことにする。。。。。
「ハイヒール」
「オールアバウト
マイマザー」
「トークトゥハー」などの
名匠アルドモバルが
70歳となり、
自身の過去と
重ねるような作品。
母の思う
ような子供に
なれなかった後悔、
かつての
恋人との再会、
再起を望む友人、
昔書いてもらった
絵との出合い、
そして痛みから
逃れるために
はまる麻薬。
元々色使いの
うまい監督だが、
本作も美しい
シーンが続く。
特に、
ペネロペが出てくる
昔の母との生活。
当初、
洞窟暮らしを
嘆いていたが、
とても
美しいシーンに
仕上がっている。
人生の
最終章に来て、
思い出す
かつての痛み、
しかし
愛もあって、
それらを
乗り越えて
きたことを
思い出させる。
そして
許すことで、
さらに人生を
楽しめることを
教えてくれる。
カンヌ映画祭では、
バンデラスが
主演男優賞受賞、
さらに
アカデミー賞でも
2部門にノミネート
された作品は、
円熟期に
入った監督の
さらなる
グローリーを
感じさせる
秀作ですので、
是非ご覧ください。
人生、
最後まで、
まだまだ
楽しまないとね。
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