映画を愛して、映画大好きだからこそ!
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も
ご参考までに(*´∀`*)
「グレース・オブ
・ゴッド:告発の時」
(仏・ベルギー合作)
2020年7月17日公開(137分)
神父による
児童への
性的虐待事件を
描いた
実録ドラマ。
2014年、
フランス・リヨン。
40歳の
アレクサンドル
(メルヴィル・プポー)は、
ボーイスカウトで
一緒だった
知人から
プレナ神父
(べルナール
・ヴェルレー)に
体を
触られたことが
あるかと
尋ねられる。
少年時代に
神父から
受けた
性的虐待の
数々を思い出した
アレクサンドルは、
いまだに
彼が子供たちに
聖書の教えを
説いているのを知り、
バルバラン枢機卿
(フランソワ
・マルトゥーレ)に告発。
だが、
神父に処分が
下される
気配がないことに
不信感を
募らせた彼は
告訴状を提出、
警察の捜査が
始まることになる。
彼の
告発を受け、
他にも
被害を受けた
人たちが
現れるが、
20年で
時効になるため、
最近の被害者を
探さなければ
+ならない。。。。。
教会が起こした
社会的タブーを
描いた
ドキュメンタリー
タッチとも
言える
作品を
監督したのは、
「17歳」
「危険なプロット」
「2重螺旋の恋人」
などの
フランソワ・オゾン。
2時間20分を
超える
大作だが、
3人の
主人公に次々と
リレーされる
形式での展開は、
素晴らしい。
子供時代の
ことだけに、
誰も声を
上げられなかったが、
ひとり、
ふたりと
被害者が増え、
それでも
教会側は
隠そうとするが、
時効は
「神のご加護
(グレース
・オブ・ゴッド)」
だと言い放つ
皮肉。
それからの
展開は、
ご存じのとおり。
この判決の
おかげで、
時効は30年と
伸びたのは、
さらなる皮肉。
元々、
人間描写に
評判の高い、
オゾン監督だけに、
3人と
その家族らの立場を
緻密に描き、
見ている者を
引き込んでいく。
楽しい話題
ではないが、
社会派の
ドラマとして、
監督の怒りを
受け止めて
欲しい。
2019年の
ベルリン
銀熊賞受賞の作品は、
予想以上に超お薦めです。
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