「スパイの妻」のあらすじとネタバレ?!今年のヴェネツィア映画祭監督賞に輝く戦時ドラマ。

映画2020年
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勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も
ご参考までに(*´∀`*)

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「スパイの妻」
2020年10月16日公開(115分)

今年のヴェネツィア映画祭
監督賞に輝く戦時ドラマ。

1940年、

神戸で貿易会社を経営する
優作(高橋一生)は満州に渡り、
偶然恐ろしい国家機密を知る。

正義のために一連の出来事を
明るみに出そうと考える。

満州から連れ帰った謎の女、
油紙に包まれたノート、

金庫に隠された
フィルム…妻・聡子(蒼井優
の知らぬところで
別の顔を持ち始めた夫。

しかし、
夫を信じ、スパイの妻と
そしりを受けても、

愛する夫と手に手を取って
生きていこうと決意する。

しかし、
憲兵(東出昌大)らによる統率は、
益々厳しくなるのだった。。。。。

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まずは、
ついに日本もタブー的な
関東軍の蛮行を認める作品を
作ったことに驚いたが、

映画としては、
盛り上がりを欠く内容だった。

特に、聡子が、
夫を一回は売るわけだが、

その心情がわからないし、
仮にそれが成功したから
よいものの、

売られたことに
怒りも発しない紳士的な
優作にも感情移入できない。

優作には、
後の策があったから、

あえて
怒らなかったとすれば、

そうかもしれないが、
甥っ子の憲兵からの
拷問を知っており、
当然、怒り炸裂だろう。

画像19

サスペンスと脱出劇の
要素を加えた展開は
悪くないが、

個々の心情に
深く入れていない。

東出君の役も、
元々、聡子が好きなはずだが、
うまく表現されていない。

ヴェネツィアで監督賞を
取ったわけだが、

どうもいつも候補の
黒沢清監督が順番的に
もらったような
気がしてならない。

もちろん、戦時の風景や、
当時の生活を再現した点は
素晴らしく、

映像も美しいが、
正義の売国奴の映画に
徹してもよかった。

俯瞰的、総合的に
歴史を見ただけで、

感情がアップダウンするような
スリル感がなかった。

蒼井優の演技も凡庸。
ふたりの主演なら、

前作の「ロマンス・ドール」
をお薦めしたい。

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