映画を愛して、映画大好きだからこそ！
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も
ご参考までに(*´∀｀*)
「朝が来る」
2020年10月23日公開(139分）
養子縁組した夫婦と
子供を手放した
幼い母を描く超感動作。
川崎。
夫（井浦新）が無精子症で
、子供に恵まれなかった
栗原佐都子(永作博美)は、
特別養子縁組の
制度を通じて男児を
家族に迎える。
それから6年、
朝斗と名付けた息子の
成長を見守る夫妻は
平穏な毎日を過ごしていた。
ある日、
朝斗の生みの母親で
片倉ひかりと名乗る女性
(蒔田彩珠)から
「子供を返してほしい」
という電話がかかってくる。。。。。
前半は、
朝斗を向かい入れた
夫婦のトラブルはあるものの、
極めて幸せな物語。
後半は、
中学生で大好きな人の
子供を産んだが、
赤ちゃんを
手放さなければならなかった
母の葛藤や
その後の辛い生活を描く。
これまでも養子縁組や
不妊治療を描いた
作品は多いが、
本作が凄いのは、
夫婦と幼い母の両面から
バランスを取ったところ。
したがって、
後半は特に見ていて辛く、
涙が出てくる。
自身が養子であった
河瀨直美監督は、
絶対にこの映画を
撮りたかったのだと思う。
主演の永作は
「八日目の蝉」では、
赤ん坊を誘拐し、
育てる母を演じたが、
今回は真逆の役どころ。
しかし、
相変わらず素晴らしい演技。
また、特筆すべきは、
幼い母を演じた蒔田彩珠と、
養子縁組の仲を
取り持つ会社の
代表を演じる浅田美代子。
「星の子」にで出た蒔田は、
これからの役者人生が
保証されたと思える
若手ホープ。
「釣りバカ」で浜ちゃんの
奥さんとして目についた浅田は、
最近の作品群で
飛びぬけてきたが、
本作も落ち着いた
演技を見せる。
河瀨監督は「光」
「Vision」同様に
逆光を多用した撮影で、
今回、
映像に特段進化は
見られないが、
丁寧な脚本では
やはり素晴らしいものがある。
ちょっと重たいが、
人間の本質に迫る作品は、
大人はもちろん、
中高生にも自身の
問題として見て頂きたい。
エンドロールで
朝斗君も歌う
「アサトヒカリ」という曲、
素晴らしい。
超お薦めしますので、
見てください。
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