映画を愛して、映画大好きだからこそ!
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も
ご参考までに(*´∀`*)
「脳天パラダイス」
(R-15)
2020年11月20日公開(95分)
何でもありの
コンセプトを
生かせなかった
残念作。
父・修次
(いとうせいこう)の
破産によって
東京郊外の
大豪邸を手放す
ことになった
笹谷家は、
引っ越しの
準備を進めていた。
ふがいない父に
苛立つ娘の
あかね(小川未祐)は、
家でパーティーを
するので
誰でもいいから
飲食類持参で来て、
とSNSに投稿する。
すると
笹谷家に
次々と人が
集まり始め、
どんちゃん騒ぎを
繰り広げる。
修次が追い返そうと
していると、
かつて
恋人と一緒に
家を出ていった
元妻・昭子
(南果歩)が現れる。。。。。
「観たら、キマる」
という
キャッチフレーズ
だったが、
このお祭り騒ぎに
乗れなかった。
ミュージカルで、
SFで、
やくざ映画で、
同性愛者映画で、
ポルノで、
ファンタジーで、
スプラッターと
何でもあり、
それに
結婚式と葬式と
お祭りまで
入れてきたが、
脚本に
無理があった。
家族に
まつわる人々が
集まるところは
良かったが、
子どもが
木になったり、
水に溶けたり、
赤ん坊が
生まれたり
というのは
意味不明過ぎた。
そこまで
考える筆者の方が
良くないのか?
基本は
コメディに
してほしかったが、
あまりにシュール
過ぎた。
「3大怪獣グルメ」の
川崎監督くらい、
おバカに
徹すればよいが、
おバカが
中途半端だった。
何もかも
詰め込み過ぎて、
無理やり感が
つのった。
折角、
南果歩、柄本明、
玄理などを
起用したが、
俳優的に
面白かったのは、
ほんのちょい役の
古田新太のみ。
いい俳優が
集まったおかげで、
監督も力が
入ったのかも。
もったいなかった。
ただ、
ダンサー出身の
小川未祐は、
きれきれの踊りと
ブチ切れた役どころで、
注目したい新人。
山本政志監督は
ぶっ飛んだ映画を
撮りたかったようだが、
海外の同系作品が
面白いだけに、
チャレンジは
認めるものの、
もっとタイトルの
「脳天パラダイス」に
負けないような、
ぶっ飛んだ
映画にしてほしかった。
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