映画を愛して、映画大好きだからこそ!
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も
ご参考までに(*´∀`*)
「無頼」
(R-15)
2020年12月12日公開(146分)
昭和の歴史を、
あるやくざの
生きざまと
ともに映し出す
井筒作品。
酒に溺れる父を
家から追い出し、
日雇いで
食いつないでいた
井藤正治(中山晨輝)は、
1960年に
安保闘争の
デモに向かう
学生を
カツアゲして
鑑別所に
送られたのを機に、
社会の
あぶれ者
として
生きていた。
東京オリンピックに
日本中が沸く
1964年、
ヤクザと揉めて
指を切り落とした
正治は
自分も
極道となる
ことを決意。
1971年に
網走刑務所から
出所すると、
虎の異名を持つ
川野組組長(小木茂光)と
親子の盃を
交わして
自分の組を構え、
次々と抗争を
繰り広げ
武闘派として
名をとどろかせる。。。。。
日本版
「ゴッドファーザー」は、
言い過ぎだが、
昭和の主な
史実とともに、
アウトローの人生を
描いており、
そのムードを
楽しめる作品。
東映やくざもの
のような、
妙な気合や
迫力もないが、
リアルな
極道ものと言える。
監督は
はみ出し者ばかり
描いてきた
井筒監督。
8年ぶりの思いは、
2時間40分に
詰まっており、
エンタメとして
堪能できた。
音楽は泉谷しげるの
「春夏秋冬」。
これがまた
昭和の香りを
ムンムンとさせる。
主演の
Exile中山と
元グラビアアイドルの
柳ゆり菜も
なかなか
頑張っていたと思う。
高倉健や菅原文太、
藤順子と比べては
いけないが、
今や
企業化している
やくざの世界も、
歴史の中で
変化
していたことが
読み取れる。
ただ、
出演者が多く、
人物関係が途中
つかみづらかったのは
難点。
無法者の
視点から見た、
井筒監督なりの
昭和の総括が
見たい方は
是非ご覧ください。
劇場には、
かなりのお客さんが
居ました。
それにしても
「無頼」という
タイトル自体が、
昭和の古臭さを
感じさせてくれますね。
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