映画を愛して、映画大好きだからこそ!
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も
ご参考までに(*´∀`*)
「やくざと家族
The Family」
(PG-12)
2021年1月29日公開(136分)
新しい
やくざの映画は、
女性にも
見て欲しい傑作。
1999年、架空の街。
覚せい剤が原因で
父親を亡くした
山本賢治(綾野剛)は、
柴咲組組長の
柴咲博(舘ひろし)の
危機を救う。
しかし、
逆に面倒を起こし、
組長に
救われたことから
ヤクザの世界に
足を踏み入れる。
2005年、
ヤクザとして
名を挙げていく賢治は、
自分と似た境遇で
育った女性(尾野真千子)
と出会い、恋に落ちる。
だが、
敵対する組の
人間を殺し入所。
それから時は流れ、
2019年、
14年間の
刑務所暮らしを終えた
賢治だったが、
柴咲組は
暴力団対策法の
影響で激変していた。。。。。
これまでの
やくざ映画とは
確実に一線を画す、
新しいドラマが誕生した。
やくざの悲哀を
うまく表現した
綾野剛は文句の
付け所がないが、
他の
キャスティングも見事で、
舘ひろし、北村有起哉、
市原隼人、菅田俊、
康すおん、豊原功補の
みんなに
助演男優賞を
送りたいし、
尾野と寺島しのぶの
女優陣も素晴らしかった。
さらに、
「やくざにはならない」
と宣言する現代っ子を
演じた磯村勇斗は
フレッシュな感覚を
持ち込んだ。
筆者は全く
評価していない
「新聞記者」の
藤井道人監督だが、
今回はオリジナル脚本
(邦画では超レア)で、
本当にいい仕事を
してくれた。
「義理と人情」から
暴対法の設置で
大きく変わる
やくざの世界を
見せるだけでなく、
家族という視点から、
まとめた秀作。
「アウトレイジ」
のような男向けの
暴力ドラマもいいが、
女性が見ても、
共感できる
家族のドラマは、
超お薦めしたい。
やくざの生き方を
美化することは
できないが、
アウトローとして
世間からはじかれた
人間がいるのは
事実であり、
重く
受け止められるべき作品。
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