映画を愛して、映画大好きだからこそ!
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も
ご参考までに(*´∀`*)
「聖なる犯罪者」
R-18(ポーランド・フランス合作)
2021年1月15日公開(115分)
聖職者になりすました
青年の実話に基づく
人間ドラマ。
少年院に入っている
ダニエル(バルトシュ
・ビィエレニア)は、
前科がある人間は
聖職に就けないと
知りつつも、
神父になりたいと
願っていた。
無事に仮釈放の
身となった彼は
田舎の製材所で
職を見つけ向かったが、
たまたま
立ち寄った教会で
新任の司祭に
間違えられる。
体調不良の
司祭の代理を
命じられたものの、
およそ
聖職者らしからぬ
ダニエルの態度に、
村人たちは
困惑しながらも、
徐々に信じて
いくのだった。。。。。
見どころは、
やはり偽司祭
であることが、
いつバレるか
わからない点と、
村を襲った
ある悲劇をいかに
彼が解決するのか
という点。
全体として
重いムードの
芸術作品ではなく、
冒頭の少年院の
シーンから興味を
持ってすんなりと
入っていける。
脚本も秀逸で、
前半のエピソードを
うまく拾っていき、
抜けがない。
監督のヤン・コマサは、
ポーランドの新鋭だが、
本作で
ポーランド映画祭を
総なめし、
米アカデミー賞でも
外国映画賞に
ノミネートされた。
レーティングは
R-18だが、
どぎつい残酷シーンが
あるわけでもなく、
恐れて見るのを
ためらう作品ではない。
宗教がらみの
作品だが、
極端な2面性のある
若者のサスペンスドラマ
として見て頂きたい。
なかなか
見ることのできない
ポーランド映画の秀作は
お薦めいたします。
主役のバルトシュの
眼差しは、
すべてを見通している
ようでもあり、不気味。
コメント