映画を愛して、映画大好きだからこそ!
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も
ご参考までに(*´∀`*)
「卒業」
NHK鑑賞
2019年6月7日公開(107分)
S&Gの曲に乗った
アメリカン
・ニューシネマの傑作。
東部の大学を卒業し
前途洋々のベンジャミン
(ダスティン・ホフマン)。
彼は、
サンタバーバラの
実家での
祝賀パーティの席で
誘惑をかけてきた
中年女性
ロビンソン夫人
(アン・バンクロフト)と
逢瀬を重ねることに。
だが彼女の娘エレイン
(キャサリン・ロス)が
現れた事で、
その関係は崩れていく。
親の勧めで
不承不承エレインと
付き合うことになる
ベンジャミンは、
彼女に惹かれて
いったのだ。
一方、
そんな若い2人に
嫉妬する
ロビンソン夫人。
やがて、
彼女とベンジャミンの
関係がエレインの
知るところとなるのだが。。。。。
ハッピーエンド
で終わる映画に
反旗を翻した
アメリカン
・ニューシネマの
代表作のひとつ。
「奇跡の人」の
アン・バンクラフト
こそ有名だが、
新人の2人を
据えて撮った
低予算映画。
恋人に、
彼女の母と
寝たことが分かる
ドロドロ展開なのに、
サイモン&ガーファンクルの
名曲にちりばめられ、
むしろさわやかな
印象を残す。
「サウンド・オブ
・サイレンス」
「スカボローフェア」
「ミセス・ロビンソン」と
いずれも名曲を
惜しげなく使った
青春グラフィティは、
何度見ても面白い。
冒頭からの
ロビンソン婦人の
セリフの妙だけでなく、
テーブルに写る
二人を撮る
カメラアングル、
また大胆なアップから、
引いていくカメラなど、
映像的にも斬新。
主演のK.ロスは、
それまでの
正当派白人美人ではなく、
たれ目で、
決して美人ではない
個性派だが、
彼女がストリップバーで
流す涙には、
ベンでなくとも、
惚れたのでは?
監督は当時は
30代の新人に近い
マイク・ニコルズが、
本作でアカデミー賞
監督賞受賞。
あまりに有名な
ラストシーンは、
いろんなドラマで
オマージュされている。
バスに乗る二人の顔色が
対象的であり、
これをハッピーエンドと
取るのかは、
あなた次第。
ダスティン・ホフマンを
一躍有名にした作品は、
絶対に損はない、
お薦めの作品。
ただ、
TVサイズなので、
左右が少し切れてたのは
残念。
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